初めて、ZINEというものを作ってみました!
ZINEとは、個人やグループが自由な手法、テーマで制作した冊子のこと。
水窓(すいそう)出版さんにお声がけを頂いて共著本を出版させて頂いたことはあったのですが…
こっちもよろしく!
自分で書いて印刷して…と紙の本を全部手作りするのは初めて!
色々ギリギリでマジ大変だったので、これからZINEを作りたい!という人向けに、超特急でZINEを仕上げた過程などをご紹介してみたいと思います〜〜
ZINEを知ったきっかけさサロンメンバーさん
実はZINEという文化を知ったのは夢波サロンのメンバーさんでZINE作家のやーはちさんがきっかけでした。
やーはちさんが一冊目のZINE『毒親育ちが大人になってから』を出版される前からサロンに参加してくださっていたので、幸運なことに一冊目の制作の時からZINEの存在を知れて、そしてその一冊目を読んでやーはちさんのファンになりました。
やーはちさんのZINEはやーはちさんの運営するオンラインショップ「たいやき書房」でご購入頂けます。
その後も短期間でたくさんのZINEを出されているやーはちさん。
やーはちさんの新刊のエッセイ集『エモセルシオールでエモーヒー』では「コーヒー一杯分の異世界チケット』というエッセイを寄稿させて頂きました。大変ハッピー。
ZINEっていいよな〜〜〜書いてみたいな〜〜(軽い気持ち)
と言っていたら、
一緒にZINEフェス出ましょうよ〜
と誘って頂き、
え〜〜〜出るぅ〜〜〜〜〜(軽)
みたいな、かっっっっるいやりとりがあり、あれよあれよという間に本当にZINEフェスに出ることになりました。まだZINE作ってないのに。
でもそういう目標がないと一生作り始めない性格なので、お誘い頂いて本当によかったです。
何より敬愛する大好き作家先生と一緒にZINEフェス出られるなんて最高イベントすぎん???
ZINEフェスは2025年1月11日開催。
詳細はこちら。
制作期間
イベントが迫ってきていたのは分かっていたのですが、
実は2024年末、3ヶ月ほどオーストリア生活(?)を送っておりました。(いつもどこにいるか分からない人)
旅ブログもやってるのでぜひ読んでねっ
旅先で更に旅をする生活をしており、旅ブログの方の更新が楽しくて仕方がなく、原稿を書き始めたのが12月初旬、日本に帰ってきてからでした(ZINEフェスは1月11日開催(!)だよっ)
夏休みの宿題は8月31日にまとめてやるタイプです。
制作スケジュールはこんな感じ。
- 12/17 原稿スタート。大体原稿の半分くらい書く
- 12/19 原稿 書き終わる(1.6万字)→校正へ
- 12/24 校正戻し
- 12/25 校正終了
- 12/26 組版完成、印刷所に入稿
- 1/10 現物到着
なんとなく「こういうことを書こう」と思っていたものの、全然原稿は進んでいなくて、
原稿を書き始めて10日で入稿まで漕ぎ着けました笑
着手してから手元に届くまでのスケジュールは約3週間。(ただ、この間に年末年始という魔物がいた)
普段から文字を書くことには慣れていて、大体2000字を1〜2時間くらいで書きます。(なお、スピードはあるが誤字祭り状態)
なので今回も3日で1.6万字書けていますが、文字を書くのに時間がかかるタイプの人にはこのスケジュールは全然現実的じゃないのであまり参考にしないでください。
早く書ける自信のある人の場合は、再現可能(かもしれない)スケジュールです。
本当はもっともっと書きたいことあって、できれば5万字くらい書きたかったんだ…でもそんなこと言ってたら間に合わない。(自業自得)
実は校正・組版はやーはちさんが担当してくださいました。
ひぇ〜〜〜〜終わらん〜〜〜〜〜
と嘆いていたところに、
お手伝いしますよ〜〜〜
と女神が。好き。
エッセイ寄稿や、サロンで本を出版した時も校正や組版をしてくださっていたので、信頼しかないやーはちさんの校正・組版!!!!!
もちろん、お代はお支払いし、校正・組版を特急で仕上げて頂いちゃいました。
やーはちさんの校正は本当に細かく丁寧で、自分が書いて確認しただけでは気づかない色々を本当にたくさんご指摘頂きました。
超特急で校正して頂いたので超特急で戻し、すぐに組版して頂いた感じです。
やーはちさん無しには成し得なかった強行スケジュール。
ほんまにありがとうございます。
サロンメンバーと出したKindle本はこちら
制作費用
大赤字です!!!!!!
うぎゃ〜〜〜〜〜〜!
名刺の印刷とかもすぐできるし、
まぁ2〜3週間くらいあれば作れるやろ(軽)
と、たかを括っていた私。誰か殴ってくれ。
印刷所の年末年始のお休みを加味するのを忘れていました。←
12/26の夜に入稿したものの、1/9発送にして1/10(イベント前日)に手元に来るようにしても、3営業日発送というものになってしまい、印刷費用が爆上がりッ
イベント前日に到着するスケジュールとか胃が痛すぎたので本当に良くないです。なんでそんなことしたの私。
到着しない夢をリアルに何回も見たよ。
しかもA6文庫サイズという、あまり一般的ではないサイズのため、印刷所も限られるッ
今回利用させて頂いたのは同人誌印刷通販ペンタローさんです。安くて色の発色が良いという口コミが多く、こちらに決めました。(スケジュール的にどうにか間に合いそうだった、というのも大きい)
こんな感じでね、何営業日発送にするかでだいぶ金額が違います。
今回は3営業日で50部印刷したので、38,760円。初回1000円分のクーポンが使えたので37,760円。
校正・組版も超特急で仕上げて頂き、料金は20,000円。
50冊作るのに57,760円かかってます(昇天)
1冊1,200円で売って、50部全部売り切って6万円なのでトントンかな、って感じですね。
10営業日発送で注文できたら印刷代が2万円くらいになったので、それだと50部作るのに4万円。
1冊1,200円で売れば、50部売って利益は2万円、って感じですね。
良い子のみんなはスケジュールに余裕を持ってZINEを作ってね。しくじり先生より。
ちなみにここにイベント出展料が2,900円かかっています。
今回はやーはちさんと共同出展なので、ここはちょっと安くなってるのがありがたい。
さらに、イベントディスプレイ用に色々小物を買ったのが1,000円くらい。
今はまだ一冊も売れていない状態なので、
- イベント出展料2,900円
- 校正・組版依頼費20,000円
- 印刷代37,760円
- イベントディスプレイ用小物1,000円
61,660円の赤字スタートです。
わぁあああああああああああああ
イベント出てみないと何冊売れるかも分からないし、これは結構体力の要る挑戦ですよ…
(だったら早く原稿書きなさいよ)
本作るって本当に大変ですね。
でもやっぱり作ってよかった
イベント前日の11:27に家に現物が到着しました。
私ってマジで頭イっちゃってると思うわ。よくこれで行こうと思ったな。
本当は印刷所で「一冊お試しで作れますよ」的なサービスもあるのに、ぶっつけ本番で前日到着にしたのアホすぎる。人生ずっとそんな感じなので、そろそろちゃんとした人間になりたいです。
今回ZINEに書いた内容は、2022年に1年間、オーストリア・ウィーンでワーホリ生活を送っていた時のことです。
2022年1年のワーホリは私の人生を大きく変えた1年でもあり、ずっと何かの形にしたいと思っていたので、こういう機会でちゃんと色々思い出しながら形にできたのは嬉しかった。
何せ大赤字スタートなのでビジネスとしては全然ダメダメな挑戦ですが、
お金をかけて自分だけの、作りたい本が作れたと思えば安いのかもしれません。
自費出版って昔は20万とか30万とかかかるものだったからね
頑張って売りきって、重版かけたいです。
次は印刷代だけで行けるしスケジュールも余裕出るだろうから、そしたらちょっと利益の出る売り方ができるかもな〜〜
明日はいよいよZINEフェス東京!
お暇が合えばぜひ遊びにきてください。
フリーペーパーも作ったので、貰いにきてくれたら嬉しいですっ
ZINEフェス当日までの準備やレポートはまた別記事にまとめます〜〜
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!