生きてる伊勢海老をいただいてしまいました。
しかし東京生まれ東京育ちなので、生きている何かを調理したことがなく、調理法もイマイチ不明です。
活きてるなら刺身で食べられるのか?
でも怖いから煮てしまおうか…
そこでクックパッド先生を見ながら格闘してみました。
意外とうまくいったので調理法レポートします。
本当に初めて伊勢海老を調理したし、
すごい怖かったんですけど、怪我もせず、そこまで怖い思いもせず、女性でもうまくいったんです
これを読めばあなたも伊勢海老を捌いて調理して食べられるようになるよ!
※【以降グロ注意!!】
ぐちょぐちょっとしてるのが苦手な人はここで引き返しておいてください。
伊勢海老さんは甲殻類なのでけっこう裏側がわしわししててなかなか見目がグロテスクです。
用意するもの
私が今回伊勢海老調理に使ったのは
- 普通の家庭にある包丁
- 調理バサミ←あったほうがいい
- 軍手(あると怪我しにくい)
- 大きめの鍋
これくらいです。
普通の包丁だと殻を切るのが結構難しいので調理バサミは絶対あったほうがいいです。
そんなに高いものでもないのでなければ買ったほうがいいです。
調理法1:弱らせる
まず、活きが良すぎると怖くて調理とか言ってられないのですこし弱ってもらいます。
弱らせる方法は
- 暖かいところにおいておく
- 真水につける
- 触覚を切る
というのを調べて見つけたのです。

大きな伊勢海老さんのお箱…いざいざオープン。

うわぁ…こっち見てますね伊勢海老さん。

お目見え。ちょっと暖かいところにおいておいたものの、まだがさごそしてます。

躍動感やばいです。
ってかいっぱいいる…!
なんと5匹も伊勢海老いただいてました…

なかなかの大きさですよ。
怖いと思いながらもちょっと楽しくなってきました。



調理バサミで触覚を切り落としていきます。
切るたびに痛いのか伊勢海老さんの尾っぽの部分がぎゅーんってなります。
ごめんね…
触覚だけだとまだ伊勢海老さんの足がわさわさしてて怖くなってきたので足も切ってしまいました。
この手順が美味しく食べられる調理法に則ってるのかはわかりませんが、活き伊勢海老との初戦、初心者にはこの方法をおすすめします。
女性なら特に、先に足を取っておいた方が怪我もしなくていいでしょう。
切った触覚と足は適当な大きさに切ってそのままお鍋へ入れてぐつぐつ弱火で煮込み始めます。(出汁が出るので美味しくなる)
調理法2:捌く
捌く前に注意する点は
- 軍手をする(結構トゲがあるので危ないです)
- 背中をぐっと握って暴れても絶対にはなさない
この二点です。
尾っぽの部分がビンビンしてすごい暴れますが、怖がらずに絶対に離さず、
伊勢海老の裏側の頭と尾っぽの間にあるちょっと柔らかそうなところから頭の奥の方にむかって包丁を入れていきます。

全部切れなくて良いです。
身の部分をとりやすくするためにちょっと切れ込みをいれるイメージ。

こうなってくると怖いよりかわいそうって気持ちになってきます。
かわいそうな分、美味しく調理して美味しくいただかなくては。
あとは調理バサミで縦に切っていきます。

ある程度切ったら開いていきます。

ここまできたらもう怖くないです!
5匹全部これをやったらこんな感じ。

ボリューミーですね。笑
活き伊勢海老の場合は刺身にして、脳みそもそのままわさび醤油で食べるのもめちゃくちゃ美味しかったです。
では次は本格的にお料理の調理へ。
調理法3:頭は味噌汁
頭は先ほど切った足と触覚をぐつぐつと煮込んでいた大きな鍋に一緒に入れで弱火で煮ます。
浸かるか浸からないかくらいのお水量。
身が白くなったら火を止めて味噌を投入。
そもそも活き伊勢海老でお刺身でも食べられる新鮮なものなので、火をいれすぎると身が締まってしまいます。
なので生煮えくらいでも全然オーケー。
余熱で火は十分通ります。
味噌もあまり入れすぎず、出汁の旨みを感じられる程度にしておきます。

調理法4:尾っぽはバターで焼く
尾っぽはバターで軽く焼きます。
ちぎったあとなのに、未だに尾っぽぎゅーんってなりますが暴れるわけではないので落ち着いて焼きます。
焼いたあとは塩もしくはマヨネーズをつけていただきます。
完成


伊勢海老料理完成しました〜!
伊勢海老のボイルと伊勢海老のあら煮。
どちらも活きていた伊勢海老なのでとても香りがよくて、臭みがなく、とても美味しかったです。
伊勢海老をさばいてみて
初めて活きた何かを捌いて食べました。
釣りに行っても釣れた魚を捌いてもらうのは漁師さんやごはん屋さんにお任せしていたので。
でも捌いてみて初めて感じたんですが、生きているものを食べるのってすごくかわいそうなことをしてるんだな、と思いました。
都会にいるとそういうことってなかなか感じられないですよね。
スーパーに行ったら綺麗に盛り付けされた捌いてあるお刺身がいっぱい並んでいる世の中ですから。
でもこれが命をいただくということなんだなと感じたんです。
すごく美味しかったです。
命の授業でした。
ありがとう伊勢海老さん。
もっともっと大切に食べ物をいただかなくてはと思いました。
そしてそれと同時に『いきなり黄金伝説』が大好きな私はなんだか少し黄金伝説に近づいたような気がして謎の自信をつけました。
もう、伊勢海老を捌ける声優です。
また何かを捌く機会があったら積極的にチャレンジしていきたいと思います。
では。
撮影協力:夢波母