声優が好きな人、これから声優になりたいと思っている声優志望の人には
ぜひ劇場に足を運んで舞台を観劇してほしいなと思っています。
声優志望は舞台を観劇してほしい
声優志望の方は声優になるための勉強に日夜励んでいると思うのですが、
そういう方は「声優になるためのお芝居」にしか触れていないことが多いです。
声優の専門学校や養成所に行くと、映像が流れて、それに「声を当てる」という練習をしていることが多いのですが
そういった「声を当てる芝居」しかしていないよりも、もっといろいろなお芝居の種類を知っていた方が
もっとお芝居を楽しいと感じられるようになると思うんですね。
舞台が一番手っ取り早くて、声優でも舞台に出演している方はたくさんいらっしゃいます。
そういった声優さんの舞台をぜひ一度観劇しに行って見てほしいと思うんです。
推しが生で見られる
きっと声優業界に興味がある方は推しの声優さんがいる人も多いと思うのですが、
推しの声優さんがアニメイベントに出たりしていて、それを見に行くこともあると思います。
そういった推しの声優さんが舞台に出演する時なんかはぜひ舞台にも足を運んでみてほしいと思います。
やっぱり普段推している声優さんの舞台のお芝居を見ると感激するし
何よりいつも「声」として認識しているその人のお芝居を「目で見て」楽しむことができます。
声優になりたいと思っている人はついつい声での芝居ばかりを勉強として見てしまうと思うんですが
それを演じているのは生身の人間であって、収録の時だって体を動かしながら声を録っていることってあります。
どう動いたらどんな声がでるのか、
そういうことを研究することから始めてみると声の芝居はもっと勉強するのが楽しくなると思うんです。
推しのイベントだけでなく、舞台も楽しめるとより違った推し声優さんの一面が見られると思います。
ちなみにそもそもお芝居というのはいろいろな種類があるもので
声優の仕事の中だけでもお芝居の種類の使い分けがあります。
アニメ芝居と吹き替え芝居でも全然芝居の質が違う。
いろいろなお芝居ができるようになるためにも、いろいろな形態のお芝居に触れておくことが大事だと思います。
→声優の芝居にも色々な種類がある?作風や現場によって変わる演技
声だけの表現とはまた違う舞台芝居
声だけのお芝居だと「声がかわいい、かっこいい」とかキャラクターの見た目などにも引っ張られることがあると思うんですが
舞台芝居は生身の体を使ったお芝居ですし、「かわいい」「かっこいい」という簡単な指標ではなく
その役の人生が見える時があります。
もちろんアニメや吹き替えなどの声の芝居でそれを感じることができる作品だってあるけど
より舞台とかの方が、生の演技だから、そういった役の生きている感じ、みたいなのを感じやすいのかなと思うんです。
さらにアニメなどの映像作品は何度見ても同じ作品だけど
舞台の場合は複数回観劇するとそれぞれにまた違うものが生まれていることもあります。
アドリブ部分が変わっていたり、お客さんの反応によって役者のテンション感も変わっていたり
本当にその場で作り出されているもの。
お芝居をさらに楽しむためにも、ぜひ劇場に足を運んで、舞台というものを一度観劇してみてほしいなと思います。
収録ものだとどうしても演じている生の姿を目の前で見る、というのは難しいですからね。
→小劇場で舞台を観劇する時に楽しく観られるためのマナーまとめ
では今日はこのあたりで。