声優の出産、子育てというのはかなり大変だと思います。
私は出産や子育てを経験したわけではありませんが
一緒に働いている声優さんを見ていると、仕事の内容的にやっぱり出産・子育て、というのはかなりきついものがあると思うんです。
声優の仕事をしながら出産・子育てをするのがどれくらい大変なことなのか、ということについてお話してみたいと思います。
休業しなくてはいけない
声優の仕事の場合、声でお芝居をすることがメインになりますから
妊娠中でも仕事はギリギリまで続けられるものです。
特にナレーションやゲームなどの一人収録のものであれば
そこまで気を遣いすぎることもないのですが
大勢の収録の場合はマイクワークなどで焦ってしまって転んだりしても大変ですから
かなり気を遣わなくてはいけません。
そしてやはり出産間近になれば仕事を休業する必要があります。
私は受験のために声優業を休業した経験がありますが、これがかなり辛いんですね。
いつ仕事がなくなるかわからない業界ですから
休業したあとも仕事があるのか、自分の居場所はあるんだろうか、というマイナスな思考に陥りがちで、
出産であれば入院せずに帰ることができるパターンもあるそうですが
生まれたばかりの子を放って仕事をする、ということもできませんし
ある程度は休業しなくてはいけない、もしくはお仕事をセーブしなくてはいけないと思います。
ただでさえ子育ても大変な中、精神的にそういうことがあるとやっぱりちょっと辛いものがありますよね。
体調の変化が起きやすい
特に出産間近になると、体調の変化も起きやすくなります。
声優は体が資本の仕事ですが
妊娠している体の場合は、自分でコントロールできない体調もありますから
急な仕事に対応できなくなることがあるんですね。
体調以外にも
例えば声優の仕事の場合は「明日収録になりました」ということもよくあることで
そういう時に、もし家で子供の面倒を見てくれる人がいない場合は
誰かに子供を見るのをお願いしないと仕事に行くことができません。
でもスケジュールのNGを出していない限りはそこは仕事ができる日、として事務所もみなしますから
急な仕事が入ることもあるわけです。
ただ今は待機児童問題もあるくらい、
子供をどこかに預ける、ということが難しくなってきている世の中ですよね。
家族が近くに住んでいればいいのですが
そうでない場合は本当にこういう時困ると思います。
そういうことを、まだ結婚していなくても女性声優は考えるものなのです笑
そしてそれがネックになって
結婚や出産に踏み切れない女性声優もたくさんいるものです。
妊娠がわかった時点で仕事はセーブして、
子育てが落ち着いたらまた仕事に復帰しよう、というのが仕事をしている多くの女性の出産との向き合い方だと思うのですが
声優の場合はそうもいきません。
子育てが落ち着いた頃にまた仕事を振ってもらえるかどうかは保証されていないからです。
なかなか難しいですよね。
子育て中もできる仕事があった方が良い
声優の仕事は保証があるものではないので
生計を声優の仕事一本だけで立てていく、というのは非常にリスキーなことです。
余計な心配をせずに出産、子育てに踏み切れるように、
仕事はいろんなやり方ができると良いのかな、と思っています。
フリーになって感じることですが、
フリーの人は宅録機材を揃えている人もかなり多くて、
これがあるとナレーションやゲームの仕事を自宅でこなすことができます。
多少の編集作業やリテイクにも時間がかかったりするものの、声優の仕事を切らさずにやれる方法なんじゃないかな、と思うんです。
もしくは、また別の仕事ですが、在宅でできる仕事もあると精神的にも少し楽かなと思うんですね。
一つの仕事に依存しすぎない働き方ができればリスク分散にもなると思うんです。
私が利用しているのはクラウドソーシングと言って
仕事をインターネット上で完結させることができるサービスです。
クラウドワークス 
が有名どこで、
- 事務作業
- WEBライター業
- アンケート回答
といった簡単な仕事から、
- プログラミング案件
- WEBデザイン案件
といったスキルを活かせる仕事もあります。
こういった時間や場所に縛られない仕事があるだけで、ずいぶん心持ちが変わると思います。
私もフリーになってからこういったクラウドソーシング系の仕事はちょくちょくやっていて
月に数万円くらいはのんびりやってもコンスタントに稼ぐことができます。
ぜひ試してみてください。
読んでくれてありがとうございました。
では。
