声優になりたいという人がとても多くなってきていますが、きっとその理由はアニメブームが大きいと思います。
大好きなアニメ番組に出演したいからこそ声優になりたい、と思っている人がたくさんいるでしょう。
声優という仕事は声を使った仕事なのでいろんな仕事がありまして、
アニメ以外にも活躍の場はたくさんあります。
ただきっと「アニメに出たい」という一心から声優を目指している人もいると思うので
今回はアニメ声優になるにはどうすればいいのか、ということについてお話してみたいと思います。
若ければ若いほどいい
現状のアニメ業界はとにかく若年化がとても進んでいます。
現場に小学生がいることもあるくらいで
収録に制服を着てくる人がたくさんいるんです笑
アニメ業界は特にアイドル売りの風潮が高まってきていますから、年齢も若ければ若いほど注目されやすく、良いと思います。
本当は声優という仕事には年齢制限はないのですが、
アニメ業界に特化して活躍したいのなら、若さは必ず武器になります。
アニメはたくさん見た方がいい
きっとアニメに出たいから声優になりたい、というくらいなので作品はたくさん見ていると思うんですが、
仕事目線としてアニメ作品はたくさん見た方が良いと思います。
つまり、見たいアニメを見るのではなく、一通りチェックする、という意味を込めて
別に興味がないアニメも見ておく。
そしてどこの事務所がキャスティングに関わっていて、どういう制作会社が制作をしているのか、なんてことも
オープニングとエンディングを見ればなんとなくわかりますし
事務所や制作会社のこともネットを調べればわかりますからそういうところもチェックしましょう。
自分が何が好きか、ということではなく
世間的に今どんなアニメが流行っているのか。
どの声優さんが人気があって、人気のある声優さんの共通点は何かないか、など
仕事目線でみようと思ったらいくらでも研究できるわけです。
オーディションを受ける時やその後事務所と関わりができるようになってくるとこういった話は必ず話題に上がるし
自分の練習メニューや目指したい方向、今後の展開を考えていくためにもこの視点は必要だと思います。
アニメ以外のコンテンツも見る
もちろんアニメ以外のコンテンツを見ることも大切です。
映画や舞台、小説や芸術。
世の中にたくさんあふれているいろんな方法での表現。
それに触れることによって自分の表現もきっと豊かになると思います。
よくお世話になっている音響監督さんが
「アニメに出たくてアニメばっかり、むしろアニメしか見ないような人はアニメの現場で活躍できる声優にはなれない」
という話をしてくれたことがあります。
本当にその通りだと思います。
多くの人が物事を一元的にとらえがちですが、
表現を豊かにしていきたいのであれば、自分の人生そのものを豊かにしていく必要があると私は思っています。
オーディションを受ける
特に事務所に所属していない段階なら、たくさんオーディションを受けてみることをおすすめします。
今は声優のオーディションも一般公募のオーディションがたくさんありますし
そこに声優事務所が絡んでいることもあるので、何かしらのきっかけで事務所に入れることもあるでしょう。
常に「今、行動する」ということが大切です。
やりたいと思ったことに対して
「練習してから」「もっとうまくなってから」と思うよりも
まず飛び込んでみることできっとわかることがたくさんあるでしょう。
反省点や逆境は必ず自分の糧になりますから、失敗できる場所に飛び込んでみてください。
自分に足りないものがわかれば何を練習すればいいのかもわかるはずです。
そして先ほどもお話しましたが「年齢こそ武器」です。
今、行動してください。
今、行動することに価値があります。
オーディションはタダで受けられるけど、自分にとって必ず大きな経験になるはずです。
アニメ以外の仕事もできるようになると良い
アニメに出たい、という気持ちはもちろんわかりますが
声優として長く活動していくためにはアニメ以外の仕事もできた方が本当はいいです。
アニメばかりに出演してそれだけで食べていく、というのはかなり難しいし
多くの人はアニメをやりながら吹き替えのお仕事やナレーションのお仕事を器用にこなされています。
もちろん同じ声を使った仕事ですが、お仕事の内容は全く違います。
テクニック的にもかなり違うものが求められます。
でも息の長い声優でいるためには、そういった技術も身につけていく必要があるでしょう。
今回はアニメ声優になるためにはどうしたらいいのか、ということを話してみました。
読んでくれてありがとうございました。
では。