生きているとだれでも我慢して頑張ってることってたくさんあると思います。
ふと周りを見渡してみても、我慢して生きている人っていっぱいいます。
でも、そんなに我慢することって偉いことなんでしょうか?
声優や表現者として生きている人なら特に、我慢しない生き方を選択しても許されるんじゃないでしょうか?
確かに一般企業に就職して、組織の中で団体行動が重んじられるような場で生きて行くなら話は別です。
でもクリエイティブな業界で生きようとしている人は、もっともっと我慢しない生き方をしていってもいいんじゃないかな、と思うんです。
私は声優という仕事をメインで活動していますが、
声優も含め、表現をする世界にいると、人間関係や仕事については特に悩みをもって毎日過ごしている人が多いので、
今日は特に同じように表現者として生きている人に向けて、話をしたいと思います。
目立ってなんぼ
私たち声優や表現者の人はとにかく仕事をするためには目立ってなんぼ、の世界です。
良い意味でも悪い意味でも目立ってしまえば自分を知ってもらうきっかけになる。
悪い意味で目立ったとしてもそれが自分の宣伝になる場合だってあります。
結果論として名前が売れればそれだけ仕事をもらえる機会があるわけで、
目立つためにはやっぱり他人と自分を差別化していく事が大事だと思うんですね。
「この人はここにいるべくしているんだなぁ」と感じる人はやっぱり、普通の人じゃないです。
もうなんだかその場に入ってくるだけで空気が変わるくらい良い意味で変な人が多いです。笑
ついつい「あれはしちゃいけない」「こうしたらどう思われるだろう」と考えがちな私たちはいつも我慢するくせがついてしまっていますが、
自分の気持ちを我慢しないで素直に表現することによって、簡単に変な人になれると思うし、目立つことができるんじゃないかと思うんです。
自分の気持ちを素直に表現出来る人って実は少ないと思うので、我慢しないだけで変な人になれる。笑
我慢すると自分じゃなくなる
我慢をたくさんするということはその度に自分という生き物から離れていく事だと思うんです。
私も仕事をしていてやっぱり「大人として」「仕事として」という考えに捉われすぎて、我慢することってありました。
でもクリエイティブな世界で「大人であること」は実は求められていないんじゃないかと思います。
子供たちを見ているとよく思うけれど「なんでもおもちゃに変えることができたあの感覚」を私たち大人はいつの間にか失くしてしまっています。
それは我慢する事を覚えてしまった大人になったからであり、子供たちが我慢しないで生きているからです。
もちろんTPOを弁えてすごさないと仕事として成り立たないこともあるかもしれないですが、
表現する業界にいる人は我慢しない人の方がその人らしくいられると思うんですね。
それによって嫌われることがあっても、それは自分が自分らしくあれた結果だと思うんです。
誰にも嫌われないことは誰にも好かれないことと同じです。
そう思い始めたら結構あけすけに言えるようになって、私にもいっぱい敵がいます。
でもやっぱり、それと同じか、いや、それ以上に、私のことを応援してくれる人に出会えているし、一緒に楽しく仕事ができる仲間もいてくれます。
我慢しない生き方は本当の仲間を見つけるための秘訣かもしれません。
最近は初めて会った人なのに「ブログ読んでます!」なんて言ってもらえることが多くてさ。なんかすっごい、アツい気持ちになっちゃう。発信の力はすごい。ありがてえなぁ。
我慢は悪い事
率直に言って我慢は悪い事だと思っています。
我慢すればするほど自分にはストレスがたまっていくし、自分という個性がなくなっていきます。
では我慢しなきゃいけない時ってどんな時だろう?
多くの場合が
- 人に嫌われたくない時
- 嫌な仕事をやらなきゃいけない時
なんかですよね。
でも人に嫌われないように、と生きるのには限界があるし、仕事だってクリエイティブ系の仕事なら自分の納得できない仕事は断っても良いわけです。
特に事務所に所属せずにフリーランスとして仕事をしていくなら、仕事の内容によって受けるか受けないか判断してよいでしょう。
新人のくせに仕事を断るなんておこがましいという人もいるかもしれませんが、(そういう風潮あるよね)
そういう人とはそもそも良い仕事ができない気がするのでお断りした方が自分のためにもなると思います。
もっと自分を大事にして仕事をしていくことが大切なのです。
食べていかなきゃいけないし、これで食っていきたいだ!と思っている人には仕事を断ることに恐怖心があると思いますが、
結局それを最初から許してしまっていたら、あとから自分の価値や評価を上げていくのはむずかしくなってしまうのではないか、と私は思っています。
我慢しないように仕向ける
我慢しなきゃいけないようなことってどうしてもぶちあたると思うんですが、
その我慢しなきゃいけない事案をどう我慢しないですり抜けるか、という方向へシフトしていくことが大事なのかなと思います。
我慢しない生き方を選択した上で、他のことでカバーすれば十分にやっていけると思うんですね。
なるべく自分の心の赴くままに生きていくことが、表現者ならむしろ求められることなんじゃないかなと思います。
読んでくれてありがとうございました!
ではっ