こんにちわ!声優ブロガーの幸田夢波です。
事務所所属で声優の仕事をしていたんですけど、フリーランスになってそのタイミングでブログを始めて、世界を旅しながら生きています。去年は一回しか海外行けなかったし今年も当面無理そうなので干からびてます。
もうフリーランス5年目の年らしい。
今日は自分の憧れの生き方や働き方について。
みなさんにとって、憧れの生き方・働き方ってどんなものですか?
私ね、これって人生におけるさまざまなフェーズで変わってくるものなんじゃないかな、と思うんです。
「私の夢は〇〇です!」って小さい頃に言ってたものを追いかけて、それが叶わなかったから人生失敗で後悔だらけ、なんて人生そんなシンプルに語れるわけないと思う。
私の場合は「夢は歌手!」から始まって転々と将来の展望が変わってきました。
その時々の自分の欲求にいつまでも忠実に走り続けていたいって思うんです。
私の憧れの生き方・働き方の遷移
私はもともと歌手になりたかったんです。幼少期はお母さんと毎日のようにカラオケに行っていて、小学生の頃からボイトレに行っていたし、歌うのが大好きだった。
目立ちたがり屋だったからボイトレ行きつつオーディションも受けたりして、テレビに出させてもらったりモデルのお仕事をしたり、と結構表に出ることをやらせてもらっていました。
ところが中学で女子校の闇に呑まれて闇落ちした私は、朝早く起きてアニメを見て元気を出さないと学校に行けないくらいのオタクに。
そこでアニメが大好きになった私は、高校生になってから声優事務所に入り、「アニソン歌いたいです!」とオーディションで意気揚々と叫んだわけです。
その時審査員として入ってくれていたマネージャーさんが「声優になったら歌も歌えるよ」と言ってくれて、「え!アニメに声もあてて歌も歌えるの!?」って感じで小躍り(IQが低い)
今思うと本当にいろいろ見えてなかったなと思うし至らない点ばかりだったけど、それでも高校生からお仕事をさせていただけたことが、今の私にとって宝物のような経験でした。
仕事を重ねるうちに、もっともっといろいろなことに興味が出てきて、「場所や時間にとらわれずに働いてみたい」「知らない世界(海外)をもっと見てみたい」という気持ちが強まり、自分で考えたビジネスとかにもスピード感を持って挑戦してみたくて今フリーランスとして働いています。
経験を重ねていくうちにその都度都度で自分が目指す夢は変わってきたし、自分の憧れの生き方もまた変わりました。
海外によく行くようになってからは、使い古された言い方ではあるけど「カルチャーショック」の連続。
こんなにだらしなく接客していいんだ、こんなに変な格好してても誰も奇異の目を向けないんだ…などなど、海外に行くと「え!」って思うことばっかりです笑
そうやって自分の価値観がぶち壊されていく毎日だからこそ、私という人間がもっと深まっていくような気がしていて、そこから新しいものを生み出せていったらいいな、なんて思っています。
新しいものが好きだし、自分と違う考え方に出会うのが楽しいし、そういうものを毎日ずっと感じていたい。
そしてそこから何かを作り出していたい、というのが私の今の憧れの生き方であり、それに向かって毎日走ってる感じです。
もちろん歌も芝居も大好きなことには変わりありません。むしろ歌が大好きだった自分がいたからこそ芝居に出会えたし、芝居に出会えたからこそ、海外や外の世界にもっと興味を持てたんだと思います。それが基盤。本当にありがとう。
そしてきっと数年経ったらまたこの考え方もアップデートされていることでしょう笑
成長すればするほど、見える景色が変わり、目指す場所もまた変わっていくのが普通なんだと思います。ずっと同じことを考えてたらそれは成長していないってことかもしれないから逆に危険かも、なんて思ってる。
→すごい人になりたいけどなれない自分を少しずつ成長させていく方法
憧れの生き方を胸に生きている人って輝いてる
実は昨年2020年に、共著という形で人生で初めて出版をさせていただきました。
版元である水窓(すいそう)出版の高橋さんより、ブログ経由でご依頼をいただいて、自分の思う「無職」というものについて書かせていただいた本です。
本を書くことになってからと実際にどんな工程で本が書店に並ぶのか、ということはnoteでじっくりシリーズにして書いていますので興味があったらぜひ読んでみてください〜〜
そんな無職本の執筆依頼をくださった高橋さんがオンラインイベントにご登壇されるとのことで、当日はリアタイできなかったのですがアーカイブを拝見させていただきました。無料で見られるのでぜひ。
実は水窓出版の高橋さんは新潟県の長岡市でお一人で出版社をされています。
ご依頼をいただいた時にそのお話もしてくださり、とてもびっくりしました。それそのまま本になるがな。ドラマティックすぎるがな。
「高橋さんは執筆されないんですか?」って言ったら「私は書くのは…本を作る方が…」とはにかみながらおっしゃってました。うーん。きゅんです。
お恥ずかしながらそちらの業界のことはあまり詳しくなくて、出版社というと大都会東京にどーーーんとオフィスがあってとんでもない数の社員さんが働いているというイメージがあったのです。
一人で!出版社を立ち上げて!本を作ってる!
それだけで素敵な方だな、ってなんか じーん としちゃったのを覚えています。
絶対良い本を作ってくれる気がした。
オンラインイベントの中でさらに詳しくお話されていて、興味深く聞いていたのですが、高橋さんは夏葉社という出版社をやられている島田潤一郎さんの『あしたから出版社』という本を読んで、出版社をやろうと決めたらしいんですね。
実はひとり出版社というのはすでにいくつかあるそうで、夏葉社さんもそのひとり出版社の一つ。本が好きな人には有名な方なんだそうです…!
出版業界未経験なのに、お一人で出版社を立ち上げられた方らしく、高橋さんも「そんなやり方があるんだ」「普通の社会人とはまた別の時間が流れている、そんな島田さんみたいなことをやってみたい」という思いで出版社を始められたと話されていました。
とても穏やかに話される高橋さんだけど、心に秘めている想いがめちゃくちゃアツいな…って思うんですね。
出版は初めて携わらせていただく業界だったので私も知らないことだらけだったんですが、初めての出版で水窓出版の高橋さんにお声がけいただけたこと、本当に幸せだなと思いました。
そしてこんな風に、憧れの生き方に向かって一生懸命走ってる人と一緒にお仕事ができたということがとても嬉しかったです。
走っている人たちとの出会いで生まれるコンテンツ
実はフリーランスになってからオンラインサロンというものを始めまして、オーナーをやっています。
そのままの名前で夢波サロンというサロンなのですが、副題に「-夢を仕事に変える場所-」という言葉を添えています。
これがかなり間口を広げてくれているのか、声優とか全然関係ない業種の方も結構いるんですよ。
そして自分の憧れの生き方や働き方のイメージを持っている人たちが多く集まってきてくれるんですよね。中には『無職本』を読んでサロンに遊びにきてくれたメンバーさんもいます。これはうれしさの天元突破。
オンラインサロンなんてやったことないから最初は全然わからないことだらけだったし、意図してなかったんだけど、本当に異業種交流会みたいになっていて笑
でもみんなやっぱり憧れの生き方みたいなものに向かって走っているから、走る方向は違っても不思議と一緒にいて心地良いのです。
全然違うフィールドにいても、自分の思う目的地に向かって頑張っている人って応援したくなるし、あわよくば一緒に何かができたら嬉しい、と思う。
無職本で高橋さんとご縁ができたのもとても幸せなことだし、サロンメンバーさんたちとも、それぞれがそれぞれの憧れの生き方へ走っていく中で、何か化学反応が起きて面白いコンテンツが作っていけたらいいなと思っています。
そのためにもまずは自分が、憧れの生き方に向かっていつも走り続けていなくては、となんだか身が引き締まると同時に、周りにそういう素敵な人たちがいてくれて最高だなって一人感慨深くなっていました笑
みなさんの憧れの生き方はどんな生き方ですか?
読んでくれてありがとうございました!
ではっ