現在ワーキングホリデーでオーストリア・ウィーンに来ておりまして、宅録機材を背負ってヨーロッパ諸国を周りながらお仕事をしています。
別メディアでワーホリの話とかしてるから良かったら見てみてね!
事務所を退所してフリーになったのは、「世界を周りたい!」って気持ちがあったっていうのも一つの理由だったのです…!
今回も飛行機に乗るために荷物を預けて出発したら…
なんとロストバゲージしました\(^q^)/オワタ
ロストバゲージとは:空港で預けた荷物が、到着地に届かないこと。全然別の地に行ったりします。オーマイガー!!!
今回は雪の影響で飛行機が遅延したり欠航になったり(乗り継ぎがあって複数本乗った)で、
これ荷物失くなりそう…
とは薄々思っていたのですが、もう荷物は預けてしまったから仕方ない。
中にマイクやインターフェースなどが入っていたのですが、この記事を書いている現在、未だに
荷物なくなって大変残念…!今荷物探してるやで!安心してな!
みたいなメールしか来ません。安心できません。マイク返してくれ。
パソコンとiPadだけは手荷物で持ってた。えらいね。
しかし有難いことにお仕事が詰まってまして、普通に今回も旅先で収録するつもりで、
納期も迫ってる!!!!!!!キェエエエ
ということで急遽ルクセンブルクという国で家電屋さんへダッシュ。
一般的な家電屋さんにコンデンサーマイクとかなさそう〜持ってたマイクと同じくらいの音質で録れるやつあるかなぁ…
と震えながら向かったんですが、
結構あったww(あるんかい)
ウィーンではMediaMarkt(メディア・マルクト)というドイツの家電屋さんが日本のビッグカメラみたいな感じのお店です。
ドイツが近いのでチェーン店はドイツのものが多く、ルクセンブルクにもMediaMarktがありました〜!
知らないメーカーばかりだったのですが、唯一ロジクールのBlueシリーズは知ってるマイクだったので、
ここにあるやつの中で一番良いやつっぽい(つまり高い)Blue Yeti Xを即購入!
マウスやキーボード製品が主力のLogitechはスイスに本社があるメーカー!LogicoolはLogitechの日本法人で、日本国内での商品流通や製品サポートを行ってるらしく、製品そのものはLogitechと同じだそうです。
プレミアムマイクブランド 「Blueマイクロフォンズ」はYouTuberやストリーマー向けに展開されているマイク・アクセサリーで、配信系で使ってる方は多いです。
確かひろゆきさんもBlue使ってるよね!
少し形が違うけど、歌ってみたとかでよく見るこのタイプのマイクもBlueだよ〜!
もくじ
USB接続マイクは正直舐めてたから良いやつを買った
普段は宅録する時は、USB接続のマイクではなく、パソコンとマイクを繋ぐのに間にインターフェースを入れています。
使ってるインターフェースは音楽家で声優事務所の社長をやられている方におすすめいただいたもの!
マイクを直接パソコンに繋げるよりも、インターフェースを間に入れて接続した方がノイズが乗りにくい、というアドバイスをいただいて、
ちょっと出費はかさんでしまうけどそっちにしよう、と思って購入したものでした。
マイクは信頼と安心のオーディオテクニカ、AT2020。
よく見るマイクで、1万円くらいで買えるのに性能が良いと評判のマイクです。宅録やってる方にも人気。
宅録機材は別記事でも詳しく解説してます〜!
そんなこんなで、
USB接続のマイクって音質ビミョーなんじゃね…?
と思っていた節があり…
でも家電屋さんにはインターフェースはさすがに売ってなかったので、ここにあったUSB接続のもので一番良いやつを買おう!と思って今回Blue Yeti Xを購入しました。
ちなみにポップガードが見当たらなくて
ポップガードあるぅ?(英語)
って店員さんに聞いてみたら、
ポップガードはマイクとセットになってるやつしか売ってないんだ〜〜!(英語)
って言ってました。
ぐぬぬ
まぁ家電量販店にコンデンサーマイクがそれなりにあっただけヨシとしよう、、
帰って調べてみたらYeti用に設計されたポップガードが販売されており、Xで使ってる人もクチコミに多くいたので、あとでこれは買おうと思います〜〜
ポップガードには
・ノイズを低減する(破裂音などで出るポップノイズの低減)
・マイクを湿気から守る(呼気に含まれる湿気からマイクを保護。コンデンサーマイクは湿度に弱い)
という役割があります〜〜
でっかいけどかっこいい(小並感)
いざ開封ゥ!!!!!
でっかい!!!!
スタンドもかなりしっかりとした重さで、安定感抜群。
今回はショックマウントとかスタンドとかポップガードとか、そういうアクセサリー類は全く買えなかったけど、これ一つですぐに収録を始められる感じでありがたかったです。
インターフェイスを揃えるまではちょっと…でも良いマイクが欲しいし…
みたいな初心者の方には、パソコンがあればすぐに使えるし、特に専用ドライバーとかないのでおすすめできるかも!
コンデンサーだけどちょっと丸っぽさもあって、フォルムもかっこかわいいよね〜!
ケーブルなどの接続部分
マイクの裏側にUSB接続部とイヤホンジャックがあります。
USBケーブルは付属のものがあり、USB(タイプA)で接続するようになっています。
ただ私が使ってるのはMacBookProでな。USB-タイプCなんよ。なんなんタイプCって。統一してくれや。
ということでお店で、
MacBookProつこてるから変換するやつ買いたいンゴ!(英語)
って言ったら、
Appleのがあるよ!ハハッ!(英語)
って言われた。
日本みたいにUSBハブの安くていいやつみたいなのはなかった。クゥン
一口しかない変換するだけのアダプタのくせに高くね?(ブツブツ)
本当はこういうのが欲しかったんよ
ちなみにイヤホンジャックにはイヤホンをつけるとマイクで拾ってる音をダイレクトに聞くことができるそうです。(ダイレクトモニター)
PC経由じゃないから遅延もなくて聞きやすいぜ、っていうのが売りらしい。
色々ボタンがついてて便利!
今までインターフェース接続でマイクを使ってて、
マイク側には何もボタンがついていなかったので、これは便利〜〜!って思いました!
これまでインターフェース側でいじれたのは
- 電源ON/OFF(マイクが壊れるといけないので必ずボリュームを0にしてからOFFってた)
- マイクのボリューム
- ヘッドフォンのボリューム
のみ。
ボリューム調整ボタン(ゲイン)
USBでパソコンに繋ぐと…
ツマミが緑に光ったァ!!!
このフロントの一番大きいツマミがマイクのボリューム調整ツマミになっています。
ツマミを回すと緑のランプが光って、どれくらい上げたかがわかる。
さらにマイクONで喋ると、このメモリがボリュームゲージの役割も果たしてくれます!
ちなみにこのツマミを長押しすると機能が切り替わるマルチノブになっていて、
ヘッドフォンボリュームもここで調整出来るようになっています。
正面にゲインがついているマイクって意外と珍しいらしい!
これも配信者には嬉しいポイントだね〜〜
やっぱり配信用に作られてるマイクって使い勝手いいな〜
ミュート
さっきのボリューム調整ツマミはポチッと押すこともできて、押すと赤く光ってミュート状態に。
こりゃ楽ちんだ!!!!
配信とかやる人にはやっぱりミュートボタンって必須だよね〜〜!
これはさすがBlueブランドという感じ。
ただ宅録中も、今録ったやつ聞きたい!っていう時にマイクをミュートにしておきたいので、
普通にミュートボタンあるとめっちゃ便利です。
マイクが音拾っちゃってるまま録音したもの聞いても、ノイズが今鳴ってるものなのか、録音したデータに乗ってるものなのかわからなくなっちゃうので!
指向性切り替え
Blue Yeti X、背面にもボタンがあります。
マイクの思考性が切り替えられる!これはすごい!!!
これは今まで使ってたマイクにはなかった機能〜〜
左から順に…
指向性 | 特徴 |
---|---|
ステレオ | 左右からステレオで拾う 複数楽器とかで収録する時用 |
無指向性 | 360度の音を拾う 大人数での会議を配信する時はいいかも (そんなことあんまりないな?) |
単一指向性 | 正面の音のみを拾う 宅録する時はこれ |
双指向性 | 前後の音を拾う 二人で対面ラジオとか録れちゃう すごい |
って感じ!
宅録だけじゃなくて色々使えそうでいいかも。
すでに買って良かったお気持ち。
録音してみた(イイ…!)
実は長尺ものの収録を途中まで進めている最中でのロストバゲージでして、途中までAT2020を使ってたのに途中からBlue Yeti Xになるという悲しい事態でした。
これから
これへ…
さらに別のお仕事はAT2020で録ったものの修正がきており…
それをBlue Yeti Xで収録するというこれまた苦行。
これ音馴染むのか!?
あれ、ここだけ音違う…みたいにならない!?!??
とめちゃくちゃ不安でした。
でもUSB接続のマイクとは言え、ちゃんとコンデンサーだし、
値段も倍以上するしなぁ…
と思いつつ収録。
最初はゲインの調整とか響きとか色々試行錯誤して、やっぱり元から録ってあった音に近づけるのに苦労したんですが、
ちゃんと馴染みました!(私的には)
編集で色々やって、馴染んだという感じ。
むしろBlue Yeti X、めちゃくちゃ感度がよくて、
結構ノイズも拾っちゃってるかも…?という印象。
ですがノイズカット機能がそもそもマイクにあるようで、聞いてみると意外と大したことないノイズに聞こえるのが不思議です。
あれ、っていうかちゃんと聞いたら寧ろ前より音良くなってる…?
AT2020は少しペラペラした高音の鋭い音って感じなんですけど、
Blue Yeti Xはそれに比べて少し丸みがあって柔らかい。
低い音もちゃんと入ってるから音が深い感じ。
少し上品さもあるような印象です。
完全に個人の感想なので合ってるかはわからんです。
あとは、iZotopeさんのRXという宅録やってる人にはお決まりの編集ソフトでバシバシノイズ処理しました笑
私は今はスタンダードを使ってます〜
これ、ええマイクやん
普通にめっちゃ使えるマイクだと思いました。
配信考えている方はもちろん、宅録やりたい人にもおすすめできる。
ただ、コンデンサーなのではやっぱり感度はいいです。
防音環境はできるところまで整えてあげた方がいい!
良かったら簡易防音環境を作る記事も参考にしてね〜!
インターフェース揃えると機材も増えるし投資額もそれなりになるので、
結果Blue Yeti Xを1つ買っちゃえばいいんじゃね?くらいに思いました。
ある程度お金投資できるぜって方には最初からBlue Yeti Xがおすすめ〜〜!
今回は本当に時間がない中、納期が迫っている収録もあって、説明書もろくに読まずに使ったのですが、(それでも使い方がすぐ分かったし、今まで使ってたソフトですぐ使えたからそれはそれで優秀ポイント)
実はBlueシリーズには専用のソフトもあるそうです。
もう少しいじって、この記事にも加筆していきたいと思います!
→声優がやってる、宅録でナレーションやセリフの収録をする時のコツ
2023/01/31追記:
この記事を読んでくださった先輩から、
自分も宅録ではBlue Yeti使ってるけど、ミキサーさんに「宅録ならこのマイクの音質で充分!」って言われたよ
と言っていただけました!お墨付きだ!ヤッタァ!
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!