約8年お世話になった声優事務所を退所し今フリーランスの声優として活動をしているので
「事務所を退所したいんですが…」という相談を受けることもあります。
私も経験したからわかることだけど、事務所を退所するってものすごく勇気のいることです。
この業界をさっぱり諦めるというのであれば、そこまで深刻にはならないのだと思うけど
これからも芸能活動をしたい、他の事務所に移籍をしたい、というふうに考えているのであれば、やはり事務所を退所するのはとても勇気のいることだと思うんです。
そういった悩みを抱えた時に考えてみてほしいことがあります。
たくさんある中の一つの事務所である
「事務所を辞めたら全く仕事がなくなってしまうんじゃないか」と感じる人が多いと思うのですが
芸能事務所や声優事務所というのは本当にたくさんあります。
そしてそれぞれの事務所がそれぞれにパイプ、というか懇意にしている制作会社を持っているもので
事務所の同士のバランスを上手く取りながら制作をしているのが芸能業界というものなんですね。
なのでひとつの事務所を辞めたからといって全く自分の仕事が無くなるかと言うとそういうわけではないと思います。
確かに今までお世話になった事務所と上手く別れることができないと、その事務所が携わるような仕事には携わることができなくなるかもしれません。
しかし別の事務所が持っている仕事はまた一から狙って行くことができるわけですから
自分の可能性がゼロになるわけではないです。
せっかく掴んだチャンスを自分で逃してしまうのではないかと不安になるかもしれませんが、
自分が事務所を退所したい、と少しでも思っているのであれば、どこかのタイミングで耐えきれなくなってくる時が来るでしょう。
長期的な目線で、自分がどのような働き方をしていきたいのかということを冷静に考える必要があります。
もし移籍を考えているなら
もし別の事務所に移籍することを考えているのであれば、なるべく事務所を退所する時は円満に退職できた方が良いでしょう。
事務所と契約した契約書は自分の手元に控えがあるはずなので、もう一度契約書を確認して、
- 契約が何年更新なのか
- 契約を解除するときはどのような手続きが必要なのか
ということを改めて確認しておきましょう。
契約書は紙切れでしかない
円満に事務所を退所するべき、と言っても、こちらが円満に退所したくてもできないこともあると思います。
こればかりは相手がいることですから、相手の出方によっては喧嘩別れのようになってしまうこともあるでしょう。
そういう時に持っておくといい知識は、「脅迫や詐欺行為があった場合は契約書の法的拘束力が無くなる」ということ。
またあまりにも不当な内容が契約内容に示されていた場合は、判を押した後でも契約内容を破棄することができます。
もし何か相手から脅されてるようなことがあれば、その契約は無効になりますし、裁判を起こすことだってできるわけで
自分の身を守るということが一番大切です。
これだけはしっかりと覚えておいた方が良いでしょう。
頼れる人に相談しよう
芸能活動をしたいという人はたくさんいるし、年々若年化していっていて
未成年の力活動している人も増えました。
自分のやりたいことは自分で決めるという意思の強い人もいると思うけど、なるべく未成年の方は親御さんに介入してもらってください。
親が入ることによって事務所も強く出れなくなったりすることもあるし、
やはり何か困ったことがあった時に相談できる人が近くにいるような状態で芸能活動ができたほうがいいと思います。
なるべく一人で抱え込まずに誰かに相談するようにしましょう。
私の応援しているオンラインサロンでも、こういった相談にはいつでも乗りますので困った時は気軽に遊びに来てくださいね。
読んでくれてありがとうございました。
では。