自分は一体何がしたいかわからない、という悩みを持っている人、
最近は特に多いんじゃないかなと思うんですね。
「夢がない」という若い人もよくいるような気がします。
そしてなぜか、世間一般の人は「何がしたいかわからない」状態を悪だと言う人が多いです。
若者を夢を持って邁進していくべきだ云々。
でも私は、自分が何がしたいかわからない、というのは時代のニーズにあっていて
別に悪い事ではないし、寧ろ今の時代に適応できている証拠なんじゃないかと思っています。
なんでも中途半端
自分が何がしたいのかわからない、という人は
何をやっても中途半端になってしまう経験をしてきている人が多いんじゃないかと思います。
そしてそういう中途半端に終わってしまうことを悪いことのように思っているでしょう。
しかし、なんでも中途半端というのは、言い換えればいろいろなことに興味を持って
手を出せる力を持っている、という事だと思います。
例えば一つの事しか熱中できな人には、
他の事をやる余裕がありませんから、
場合によってはなんでも中途半端にこなせる人の方が知ってることが多かったりするわけです。
中途半端が悪いことのようによく言われますが、
好奇心をもって新しいことにチャレンジすることができる力があるのはいい事だと思うんですね。
今世界的に成功していると言われている人たちも
最初から成功していたわけでなく、
会社を何度も潰していたり、やってもうまく行かなかったビジネスがいっぱいあってこその今、という人ばかりです。
みんな成功するのに「何をやっても中途半端」な時期があったわけです。
色々できる方が強い
最近は副業を認める会社も増えてきていて、
本業以外に副業を持っている人がたくさんいます。
これはものすごく時代の変化だと思います。
昔は会社も一つのビジネスで成功すれば100年ビジネスを続けることができると言われいました。
でも今はIT化によって、サービスや商品が生み出されるスピードも桁違いになっている。
長く続くビジネスを作るよりも、たくさんビジネスをやって、当たるビジネスを増やしていく方が良いとされる世の中の流れがあります。
それはきっと個人でも同じで、
一つの仕事でずっと働いていける世の中ではなくなってきているように思うんですね。
そして「色々なことができる」ということが「個性」とされる時代でもあると思います。
一つの仕事だけでは戦っていけない時代になってきているのです。
そして収入源を分散することはリスクヘッジになります。
一つの仕事ができなくなっても、他の収入源があれば路頭に迷うことはありません。
つまり
「自分が何がしたいかわからない」というのは
うまくこの時代の波に乗れているという事なんじゃないかと思うんです。
逆に今この時代で「自分にはこれしかない」という何かに固執しすぎる事の方が危ないと思うんですね。
加速度的にデジタル化が進んでいる社会の中で、
あっけなくなくなってしまう仕事がたくさん出てくると思います。
もちろんそれによって生み出される仕事もあると思いますが。
自分の「好き」に出会える可能性が高い
自分が何がしたいかわからない、と思っている人は
自分の「好き」を求め続けることができるはずです。
これも自分の熱中できるものではなかった
あれも違った。
そうやってチャレンジすることが増えれば増えるだけ、自分の「好き」に出会える可能性は高くなっていきますし
さらに、「そこまで好きじゃない」と分かったものに関しては
それが分かった、という経験になります。
無駄な事なんて何一つないと思うんです。
そして自分がやりたいことが見つかっている人よりも
自分が何がしたいかわからない人の方が、そういった経験は増えていくでしょうから
経験値が上がるでしょう。
自分が何がしたいかわからない、ということは決して悪いことではなく
寧ろ経験値の増えやすい生き方で、今の時代にものすごく合っている生き方なんじゃないかと思います。
読んでくれてありがとうございました。
では。