声優は最近ブレイクし始めたけど、
実は芸歴で言うと物凄く長い、という方が結構いらっしゃったりするものです。
芸歴と年齢は比例しないことが多いんですね。
逆に年齢的に上の方でも、最近デビューしたばかり、という方もいらっしゃいます。
今回は声優の芸歴について少しお話してみたいと思います。
子役上がりの人も多い
実は子役をやっていて声優業界にも進出してきた、という声優さんもたくさんいらっしゃいます。
児童劇団に入っていてそこから映像の仕事よりも声の仕事に興味を持って声優業界へ転身、という方もいらっしゃいますし、
そもそも児童劇団に所属しているうちから声優の仕事をしていた、という方もいらっしゃいます。
作品にもよるのですが、
この作品の子供の役は大人が演じるのではなく、子供の役者さんにやって欲しい、というクライアントさんもいるもので、
現場に小学生や中学生の声優さんがいることもあるんですね。
そのくらいの年齢から現場デビューしていると、20代でもう芸歴十数年、なんていう声優さんも出てくるわけです。
すごい…笑
続けるかどうかは別として、若いうちからチャレンジできることがなんでもやっておいたほうが得だと思います。
その経験を通して世界を見ることができますからね。
より考え方も早く成熟するのではないかなと思います。
表現に関わる仕事はいっぱいある
この業界の面白いところは、
表現というものに関わる仕事がたくさんある、ということです。
表現って本当にツール次第で何にでもなれて、
例えば芝居という表現なら
- 声優
- 俳優・女優
- 舞台
と、ステージにも種類がありますし、
もっと広げて、表現に関わる仕事、となるとそれこそもっとたくさんあって、
- 歌手
- ダンサー
- イラストレーター
など、本当に様々ですよね。
表現に関わる仕事はいろいろありますが、実はこれ、根本的には表現というところで繋がっているので
この表現に繋がっているものをいろいろできる人がいます。
声優業界ではそういう人が本当に多くて、
声優の仕事以外にも
- アーティストとして活動していたり
- ダンスが物凄くうまかったり
- 舞台に出演していたり
- 映画やドラマに出演していたり
- イラストレーターとして仕事をしていたり
と、多彩な方が多いのです。
何の職業をどれくらいやっているから、芸歴がどれくらい、と決めるのも難しいのですが
もともとお芝居に携わっていた方なんかは声優の仕事もすんなりだったりすることもあるわけですね。
前は子役だったけど、声優業に転身された、という方は子役から芸歴を数えるとすごい年数になる方もいるわけです。
全く表現に携わってこなかった、という人よりは
やっぱり何かしらの表現に携わってきた人のほうが自分の見せ方も研究しているし、強いんじゃないかなと思います。
もちろん声優は特殊な仕事でテクニカル的なものも必要な側面があるので、
お芝居が物凄くうまいから声優もすぐにできるか、というとそうとも限らないと思いますが。
声優を長くやってきた人が突然映像の仕事に行ってもうまくできないのと同じかなと思います。
見せ方がかなり違いますしね。
マルチに活動できると強い
今の芸能界は特に、求められるものが物凄く多くなってきています。
声優業界もまたその流れになってきています。
単純に声の芝居だけでなく、歌がうまかったり、ダンスがうまかったりすることが条件のように扱われるようになってきているんですね。
でも業界が求めているから云々、というより
これからはよりマルチな活動ができる人のほうが有利になってくる世界になるのではないかなと思っています。
やれることが多い、ということは、
それだけ仕事にすることができるものがある、ということですから。
仕事は一つでなくてもいいわけですし、
多角的に物事を捉えることができるようになってくるとより一層一つのことも極めることができると思っています。
舞台出演されてる声優さんの声量や表現力がすごいように、
視点が変わると見えてくるものはたくさんあると思うんですね。
前に監督さんが
「アニメ声優になりたくてアニメ作品しか見ない人はダメだ」とおっしゃってたことがありました。
これが本質だと思います。
ぜひ自分の得意だと思うことを一つに絞らず、もっともっと伸ばしてみてください。
読んでくれてありがとうございました。
では。