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宅録で実績公開不可の声優案件を受注するメリットは?

先日質問箱で以下のようなご質問を頂きました!

宅録で声優のお仕事を受注する場合は、確かに実績として公開できるかどうか、ということはとても大事ですよね。

声優事務所に所属していれば、事務所から頂いたお仕事を全力で頑張ればいいけど、フリーランスでお仕事を受ける場合は、自分のブランディングなども踏まえて、「このお仕事を受けるべきかどうか」ということから考えなきゃいけません。

私もお仕事のご依頼があった時は

  • ギャラとお仕事内容(労力)が見合っているか
  • 自分のブランディングを考える上でプラスになるか
  • シンプルにやりたいと思えるかどうか

といったことを考えて、お受けするかどうかをまず決めます。

金額が合わなかったり、自分のブランディングを考えた時に受けるべきではないと思ったお仕事は丁重にお断りしています。

宅録で声優のお仕事を始めた、という方はほとんどの方が声優事務所に所属しているのではなく個人でお仕事をされている方だと思いますので、

「実績公開不可案件を受けること」にメリットがあるのかどうか、ということを今回は解説してみたいと思います〜!

実績公開不可案件の背景

私自身は、元々は声優事務所に所属して声優活動をしていました。

事務所を退所してフリーランスとして活動するにあたって、宅録案件も受注できた方が仕事の幅が広がると思って環境を整えた感じです。

ゆめもん

当時は本当にギリギリの生活でお金なかったので、ちょっとずつ機材を買い足していきました…!なんだかんだ色々揃えると高いよね…!

自分でお仕事取れないかな〜と思って、クラウドソーシング系のサイトを見たり、声優系のお仕事の求人が出回るメルマガ?みたいなのに登録してみたりしたんだけど、驚いたのは

ゆめもん

やっっっす!

そんでもって実績公開不可ばっか!!!!!

ってところ。

あまりにもネット上で募集されているお仕事は単価が安いし、実績公開不可の案件ばかりで、正直、

ゆめもん

プロとして活動している自分がこういうお仕事ばかり受けるようになったら、ブランディング的にマズいな…

と思ってしまいました。

声の仕事はそれなりに需要があって、仕事の数そのものはあるんですが、その中でも自分がやりたいと思えるお仕事をしっかり選んでやっていかなきゃいけないな、と独立したばかりの頃は強く思いましたね。

ゆめもん

しかしなんでこんなに実績公開不可の案件ばっかりなんだろう?

と疑問に思い、仲の良いスタッフさんとかに聞いてみたところ、

今は個人がSNSなどを使って発信をおこなっていることが多く、もし炎上などしようものなら作品や制作物のイメージに影響してしまうかもしれない…という懸念があるそうです。

特に単価の安い案件に関してはそういう危険性が高いので、企業側も対策している、ということですね。

ゆめもん

まぁその考えもわからんでもない今の世の中ポイズン

また、中には機密情報が含まれるようなナレーションだったり、限定的な場所でしか流れない音声だから、ということで実績公開不可になってる案件もあります。

ゆめもん

実際私もそういうお仕事をご依頼頂いています!

実績公開不可の案件はなぜ公開不可なのか、ということは別の記事でも詳しく解説していますのでそちらもぜひ!

低単価、実績公開不可の案件を受けるメリットはある?

じゃぁ低単価、実績公開不可の案件はみんな辞めた方がいいよ!って話なのか、というとこれはまたちょっと違います。

私はすでに事務所に所属してプロとしてお仕事をしていたので、低単価・実績公開不可のお仕事は自分のブランディングを考えた時にマイナスになる、と思ってお受けしてきませんでした。

でも、中には

  • これから声のお仕事を始めてみたい!
  • 声のお仕事を副業的にやってみたいけど実績はまだない
  • まだ声のお仕事の勉強を始めたばかり

というような方も多くいらっしゃると思うんですよね。

そういう方は低単価・実績公開不可のお仕事をやってみるのもいいんじゃないかなと思っています。

実際、私の運営しているオンラインサロン、夢波サロンの中には、こういう低単価・実績公開不可のお仕事を最近始めた方が複数人いらっしゃって、その方々はそのお仕事をすることになったので宅録機材を揃えた、という感じでした。

ゆめもん

インタビュー記事もあるのでぜひ読んでね!

声のお仕事をいつかやってみたい!と言ってサロンに入ってきてくださった方が、実際に声のお仕事を始めた瞬間を目の当たりにしちゃったんですよね笑

みんなお仕事をするにあたってたくさん勉強していらっしゃるし、お仕事を受けながら私にもたくさん質問してくださって、めきめきと成長していかれてるのを日々感じています。

練習も大事だけど、やっぱりお仕事として受けるものって全然ちがう。

相手がいて、台本が送られてきて、納期があって、請求書の作成や送付をして。

全てが自分にとって初めてで新鮮なはずです。

そしてそういう締め切りや相手が居る中でどれくらいのパフォーマンスを自分が出せるのか

そういうことにチャレンジしていくこと自体が、もうめちゃくちゃ経験値になると思うんですね。

これから声優事務所に所属したいと思っている方の場合は、あまりにも企画が杜撰なものに本名出し、顔出し、みたいな感じで参加するとマイナスになることもありますので注意が必要ですが、

経験を積むためのもの、と割り切って実績公開不可の案件を受けるのは良いのではないかなと考えています。

そういうお仕事で経験を積んで、徐々に単価を上げるためにどうしたらいいかと考えていくのもまた一つの道かなと思うんですよね。

ゆめもん

昔は声優になるなら事務所に所属しなきゃいけない!みたいな風潮だったけど、今は声のお仕事にも色々な働き方があるなと感じます〜

どんな働き方だって尊い!自分のライフスタイルや考え方に合った働き方をぜひ模索してみてください!

宅録を始めるのに知っておきたい知識・必要なものを声優が紹介するよ!

宅録は機材投資が必要になる

こういった低単価・実績公開不可のお仕事は基本スタジオ収録のものはありません。

だいたいは宅録納品、ということになるので、宅録を始めるための機材投資は必要になります。

パソコンをすでに持っているのであれば、3万円前後くらいで大体揃えられるかな〜っていう感覚だけど、これも

ゆめもん

もっといいのが欲しい!

みたいな気持ちがどんどん出てきちゃうので、ピンキリですね笑

私自身も宅録機材を一通り揃えていますが、そんなに高いものは使っていません。

ゆめもん

下記の記事で持っている機材を紹介しています〜

こういった宅録機材を揃えてもやりたいと思えるか、

機材代をまずは稼いでやるぜ!っていう気持ちで取り組めそうか、ということを改めて考えてみて、お仕事を受けるかも考えてみると良いかなと思います。

中にはお金を払ってでも声優のお仕事がしたい!という人がいる時代です。

ゆめもん

そういうのはもうお仕事ではなく趣味の域になっちゃうけどね…!

その中で声のお仕事をしていくという決意をしたなら、自分がどんな働き方をしていきたいのか、どういうお仕事ならやりたくて、どういうお仕事はやりたくないのか、ということをしっかり考えておいた方が良いでしょう。

ゆめもん

紙に書き出してみて考えを整理するのもおすすめだよ!

フリー声優の収入だけで食っていける?という質問に答えます

読んでくれてありがとうございました!

ではっ

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