先日Twitterで演出家の青木淳高さんとコラボスペースを配信させていただきました!
青木淳高 あおききよたか
舞台の演出家や、音声コンテンツの音響監督をしています。
プロデュースや脚本などもしています。
時々キャスティングなども。
とにかくお芝居の楽しさを見る人も演じる人も、関わる人すべてに感じてほしい。
そんな思いで活動しています。
楽しいことを色々考えるのが好きです。
最近はコラボスペースをお願いすることが多く、
異業種の方にもじゃんじゃんお願いしています。
どうしても声優って声優同士でかたまりがちだけど、
スタッフさん含め、他のお仕事をされている方とのお話というのはいつも新しい発見があって楽しいです!
これからもコラボスペースは積極的にやっていきたいと思っているので、ご予定が合えばぜひお気軽に参加してください〜〜!
今回は演出家さんに普段なかなか聞けないこと、色々聞いちゃいました。
内容がすごく面白かったし、他の声優さんや声優志望さんにも絶対参考になる!と思ったので、
許可をいただいて、今回はこちらのブログでも紹介させていただこうと思います〜〜!
青木さんよろしくお願いしま〜〜〜す!
はーい!よろしくお願いします!
実は青木さんは私が初めて立った舞台(朗読劇)で演出を担当してくださって、そこから9年とか10年?とかのお付き合い。いつもありがとうございます〜〜
今日は演出家さん目線の話、色々聞かせて〜〜〜!
多分俺すごい特殊な人間だから参考になるかわからないけど…
それでも良いのだ!
一個人の話としてね!参考になるから!笑
もくじ
キャスティングをする時に考えていること
ではさっそく〜〜〜!
青木さんは舞台がメインで、音声コンテンツの制作をする時は音響監督としてもお仕事されているわけだけど、
キャスティングの時ってどんなことを考えてキャスティングしているの?
基本は、その人が自分の演出を好きかどうか、ということかな
自分が演出やってるものを観てくれたとかでもいいし、一緒にやりたいって言ってくれる人には声をかけることが多いと思う。
なるほど!
じゃぁ全然知らない人とか、お芝居の経験がない人とかでもいいんだ?
そうだね!
会ってみて、話をすれば、喋り方からどれくらいのお芝居が出来るかは大抵分かるし、
そもそもキャスティングするのであれば、持っていきたい水準までお芝居を高めていくっていうのは演出の仕事だから。
役者のせいにするのは違うと思ってるので、全然経験がない人とかでもおっけーだよ!
おお〜!じゃぁ今聞いてくださってる方でも、今日の話を聞いて「青木さんとお仕事がしたい!」って思ってくれて、お願いしたら、一緒にお仕事ができるかもしれないってことだね??
もちろん!
ということです。
青木さんとお仕事をしたい〜って方はぜひ!笑
大体いつも何かしらの公演をやられているので、一度観に行ってみる、というのもおすすめですお!
じゃぁ、キャスティングすることができる人数が決まっている場合、
多くの人から選ばなきゃいけないと思うんだけど、そういう時はどういう選び方してるの?
そういう時は、今まで何かしらで関わったことがあって、
その人の表現をある程度理解できていて、限られた時間の中でもこれくらいに仕上げられるだろうってイメージ出来る人を選ぶかな。
やっぱ人と人の繋がりって大事だよね〜〜
演出家さんにとってやりやすい役者・やりにくい役者
役者によってやりやすいとかやりにくいとかってあったりする?
演技プランがちゃんとあって「こう見せたいんだな」っていう人はやりやすいね。
たとえそれが、俺がやりたい方向性と違ってたり、意図してるものとは違う感じで聞こえるものになってても、プランが見えれば「こうしてみよう」って言える。
逆にプランが全くなくてなんとなくやってる人、演出家に答えを求める人は苦手だね。
答えを探す過程が表現だと思ってるから。
演出家さんに答え求めちゃう人とかいるんだ!?
それは役者として楽しくなさそうだけどな…
演出する時に気をつけてること
演出をする時に「これは気をつけてる」みたいなのってあったりする?
「もっと怒って」とか「もっと優しく」みたいなことは言わないようにしてるね!
「怒って」とか「優しく」っていうのは、個人によって感じ方が違うから。
時間とか場所とか関係性とか、そういう情報を台本から読み取れていないからうまく表現できていないのであって、
そういう抜けているものを一緒に考えていく、っていう演出の仕方にしてるよー!
なるほど!
確かに青木さんの演出って、色々な情報を丁寧に解説してくれることが多いイメージ。
私はこれが本当にありがたいんだよね〜〜
「ダメ」「もう一回」しか言ってもらえない現場だと、「なんでぇ…」ってなってグルグルしちゃって萎縮しちゃう笑
それでも別の提案が出来るのがプロということだと思うし、それが出来ないといけないんだけどね…!
まぁ時間がないっていうのがあるのかもしれないけど、
「ダメ」しか言わない演出家って職務放棄だと思うんだよね。
それが演出家の仕事なんだから。
自分自身も昔「ダメ」しか言ってもらえない、さらには人格否定、みたいな言い方されたことがあってすごい嫌だったんだよね。
ああ〜〜〜
私も「下手くそォオ!!」って言われたことあるなぁ笑
泣きそうだったよぉ〜〜
一緒に相談して、お互いにお互いをリスペクトする気持ちを持ってやっていきたいよね
なんとなく演出家が上で、役者が下みたいな構図になりがちだけど
青木さんは全くそういうところがないし、ディスカッションしながら良い表現を模索していける感じがあって、私はそれがとっても好き!
フリーの声優ってどう?
今事務所を離れてフリーランスで声優をやってるんだけど、
スタッフさん側からするとフリーってどう?やっぱりやりづらさとかあるのかな?
自分が会社じゃなくて個人でやってるっていうのもあって、
自分的にはフリーの役者さんだと連絡を取りやすいし、交渉もしやすいっていう面があって逆にやりやすいかなー!
事務所さん通すとどうしても連絡が遅くなったり、画一的になってしまって「この条件じゃないと出せません」っていう感じで断られちゃうことも多いし。
ァア!それはありがたいな〜!
即レスはね!本当に大事だよね!!!!
私もいつもそこは気をつけているところだし、自分の教えてる人には「大事だよ!!!!」って言ってる部分。
確かに事務所さんだと、どうしてもその日ダメになっちゃいました、とか急に来られなくなった、みたいな時に別の方が来てくださったりもするから、そういうメリットはあるんだけどねー。
ただ俺の場合はすぐに連絡がついて、頼める役者さんが結構いるから笑
青木さんまじで個人でやってると思えない規模なんだよなw
ネットワークがお化けwww
みんな!
とにかく即レスがんばろうね!!!!!
→【新人声優向け】初めてのアフレコ!全体の流れと知っておきたい業界ルール
表現に携わる人がもっと自由に、楽しく活動できたらいいよね!
今、自分のYouTubeチャンネルの方で、毎日ボイスドラマなどをアップしています!
芝居やるならみんながみんなプロにならなくては!じゃなくて、
もっとカラオケに行って歌を歌う、っていうくらいのフランクさでお芝居をやる人口が増えて、そしたら市場が広がってもっともっとお芝居が仕事としても成り立つようになるって考えてるんですよね。
そういう場所をもっと提供できたらと思っています。
いや〜〜〜たしかに!!!
カラオケくらいのフランクさでお芝居できるっていいかも!!!素敵だなぁ。
私もアプローチは違うんだけど、もっともっと表現に携わる人が楽しく、悩んだ時は相談できて、好きなことをお金に変えるにはどうしたらいいかっていうことを考えられる場所になれば、と思ってオンラインサロンを運営してます!
やってることは違っても、想いは同じ。
結局表現が好きなんだよね〜〜
話せてすっごく楽しかったーーー!青木さんありがとうございましたーーー!
俺もすごい楽しかった!ありがとうございましたー!!
今回はコラボスペースにて約2時間もお話をさせていただきまして、
記事はかなりコンパクトにぎゅっとして書かせていただきました笑
以下、青木さんの運営されているYouTubeチャンネルよりアーカイブも聴いていただけますので、興味を持っていただけたらぜひ〜!
次回のコラボスペースは7月31日(日)20時〜を予定しております!
こちらもぜひ聴いてね〜〜〜!
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!