もともと声優ではなく歌手を目指してオーディションを受けたりしていた私ですが
声優になってみて声優になるまでにやっていたことが今になってとても役立っているな、と思うことが多々あります。
今回は声優になりたい声優志望さん向けに
私が声優になるまでにやっていたことについてお話してみたいと思います。
声優になりたいけど何をすればいいのかわからない!という人はぜひ参考にしてみてください。
ボイトレ
ボイトレは小学生の頃からずっと通っていました。
途中で教室を変えたりもして、4〜5箇所くらいボイトレ通っていたと思います。
体験教室を含めたらもっといろんなボイトレ教室を見てきました。
私がボイトレ教室を選ぶときに基準にしているのは「先生が合うかどうか」です。
声帯も音楽も目に見えるものではないので感覚と感覚での対話になります。
だから先生が合わないと感じるときは本当にレッスンの内容がうまく習得できないし、合う先生と出会えればもうとんでもなく楽しい時間になるわけです。
そしてこういう感覚の合う合わないというのは声優の仕事をする上でも感じることでした。
感覚の合う方のディレクションは分かりやすいけど、
合わない方の言葉って全然入ってこなくて体が動かないんです。
でも仕事をするようになったら絶対そういう現場もありますから、合わない人とどうやって仕事をしていくかということも考えなくてはいけません。
もちろんテクニカル的なところでもボイトレが声優の仕事に役立つことはたくさんあります。
声優の場合は仕事に歌が必須になること場合もあるので、声優になるまでに歌を得意分野にしておくと自分の武器が増えるかもしれません。
人前に出る
とにかく人前に出る、ということを率先してやっていました。
小学生の学芸会でもメインの役をやりたがったし、
人前で何かを説明したり討論するのも好きでした。
そのときは単純に好きだったからやっていたことでしたが、声優になってからはそれがお仕事に生きているなぁと感じることがたくさんあります。
やはり人前に出た経験というのは自信にも繋がりますし、ある程度緊張せずに舞台に立つための糧になると思います。
それでも声優としてたった舞台のほうがずっと大きくて未だに吐きそうになるくらい緊張することもたくさんありますが笑
でも人前に出る経験を声優になるまでたくさんしたかしてないか、というのはかなり声優になってから影響するものだと思います。
オーディションを受けまくる
私が声優になるまでに多く受けていたのは歌手向けのオーディションでしたが
オーディションってかなり心理攻防戦みたいなところがありまして笑
どうやったらそこにいる審査員さんたちの興味をひくことができるかな、というのをずっと考えて戦っていくんですね。
そうするとオーディションごとに成長することもできますし
受かるオーディション受からないオーディションの違いも自ずとわかるようになってきます。
声優になってからも新人のうちはずっとオーディションを受け続けるような形になります。
声優事務所に所属したからといってオーディションを受けずに仕事をする、というのは難しいのです。
なのでオーディションは受けたら受けただけいいと思います。
もちろん毎回改善点を見つけて受かるように努力することが必要だと思いますが。
音読
好きなアニメのセリフを書き出してテレビを消音にしセリフを当てたり
好きな小説や漫画を音読したりしていました。
これは本当に声優になりたくてどうの、というよりモノマネのようなものに近かったと思います。
単純にやってみるのが楽しかったんです。
でも結果的にはこういう遊びも声優の仕事につながっているなと感じます。
声優になってからも言葉をセリフとして音読する、という作業は自分のスキルを向上するためにとても必要な作業です。
気づいたらやっているレベル。
声優志望なら毎日やってもいいでしょう。
滑舌ももちろんですが、録音して自分の声を聞いたりしてみるのもまた勉強になると思います。
やりたいと思ったらすぐやる
私はやりたいと思ったことをすぐにやってきました。
それは声優になるためにやってきたことではなかったけれど、結果的に声優として仕事をしていくのにとても役立つことでした。
結局自分がやりたいと思ったことは将来自分がやることに必ず役に立つものだと思います。
だからやりたいと思ったことはぜひすぐにやってみてください。
特に表現者の場合は必ずそれが役に立つ日がくると思います。
読んでくれてありがとうございました!
ではっ