出身が映像学科なもので、映画は好きです。
中でも
- シナリオの骨組みがしっかりしているもの
- ファンタジー要素やフィクション要素があってもリアルに近いもの
- 見せ方が上手いもの
- 女優さん、俳優さんのお芝居がすてきなもの
が好きで、そういう観点から作品を見ています。
本当にはまったアニメという記事の中で共感していただける作品があった場合は映画の趣味も似ているかもしれません。
泣いた映画の中で、DVDで見るのにもおすすめな映画を紹介したいと思います。
もくじ
ムーラン
愛する父の身代わりとなり、男性と偽って兵士となったムーランは、家の守り神である“不死鳥”に見守られながら、厳しい訓練と努力を重ね、驚くべき戦闘能力を開花させていく。闘いの日々の果てに、彼女を待ち受ける運命とは?そして、“本当の自分”と“偽りの自分”の間で葛藤する彼女が最後に下す決断とは…?
監督 ニキ・カーロ
主演 リウ・イーフェイ
飛行機の中で見て大号泣した…
女子が戦うことが許されなかった時代に、めちゃくちゃ強い女子が、男子と偽って家族のために兵士として戦に出る話。
女子であることは絶対に周りにバレてはいけない秘密で、そんな中国や仲間や家族のために一生懸命闘い続ける主人公・ムーランに胸を打たれます。
芯の強い女子が好きな人は絶対刺さると思う。
納得の結末だったのも、信頼と実績のディズニー様って感じでしたわ〜〜
こういうの見るとしばらく
強くなりてぇ!戦いてぇ!
って気持ちになるよね(ならん?)
強い女子の話でドロドロしてないのも良いです。
アクションシーンはどうにも力入っちゃうけどね…!
「え!?感情の変化早くない!?!?!」ってところはちょっとあったんだけど、
まぁ2時間いかないくらいの時間でこんな壮大な物語まとめるの大変だよな…尺の都合かな…
ウォーレン・バフェット氏になる
世界で一番リッチな人物の一人であるにも関わらず、生まれ故郷のネブラスカ州オマハで質素で慎ましくさえある生活を送るウォーレン・バフェット氏の驚くべき人生・キャリア・信条を描く。
監督 Peter Kunhardt
出演 Warren Buffett, Susie Buffett Jr., Howard Buffett
投資家として超有名なウォーレン・バフェットの半生を描いたドキュメンタリー映画で1時間半くらいのサックリ観られる映画です。
バフェットを知ってる人にはぜひお勧めしたい。変に過去の話を再現Vみたいにしていなくて、映像のセンスもとてもよかった〜〜
自分がフリーランスとして独立する際に、
自分はお金の知識がすこぶる足りんッ
と思って、投資やビジネスに関する本を結構読み漁りました。
(あ、ちなみにビジネス書のおすすめもまとめてるのでぜひ〜〜)
投資の勉強をしていると必ずバフェットの話って出てくるものなんですが、バフェットの投資スタイルや人間性みたいなものが結構好きなんですよね。
投資で巨万の富を得た人って聞くと「金金金!オラオラ〜〜」って感じの悪い人想像するでしょ?
バフェットは超可愛い、チャーミングなおじ様なんですよ笑
自分が投資しているマクドナルドのハンバーガーを毎朝食べてるのも可愛いし、同じく投資しているコカ・コーラを映像の中でもしれっと飲んでて面白い笑
漫画で半生を読める書籍もあって、映画観る前にこっち読んでおくと更に楽しめると思います!
この映画はバフェット知ってる人、ファンの人向けに作られてる気がするのです
お金の勉強になるかな〜くらいの気持ちで観てて、前半は確かに投資の話が多かったんだけど、
後半で感動しすぎちゃって号泣した…まさかバフェットの映画で号泣するとは…
涙脆いのもあるけどナ!
ちょっと壮大だけど、
- 自分はどうして生きてるんだろう
- どうして働くんだろう
- 何のためにお金を稼ぎたいんだろう
みたいなことをすごく考えました。
そして結局「誠実に、良い人でいたいな」と思った。
私もがんばろう、と思える。
バフェットのお人柄が好きです。
「収入がもらえなくても就くような仕事を見つけるんだ。1日が楽しみで、毎朝ベッドから飛び出るよ」
というバフェットの言葉、すごくいい。
映像の中で学校でバフェットがお話しをしてたけど、
私もその授業受けてぇ〜〜〜〜〜〜
ってなった笑
バークシャー・ハサウェイの株欲しい(とんでもない金額だけど)…いつか株主総会行ってみたい…(チャーリー・マンガーも大好きです)
あなたは何のために、お金を稼ぎたいですか?
人生、お金、仕事について悩んでる人にはヒントになる映画かも
シェフ 三ツ星フードトラック始めました
一流レストランの料理人カール・キャスパーはオーナーと衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻や友人、息子らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。
監督 ジョン・ファヴロー
出演 ジョン・ファヴロー, ソフィア・ベルガラ, ジョン・レグイザモ
絶望的展開が1回もない、安心してみられるハッピー映画!
あらすじ読んで口コミ読んで観てみた映画だったけどすごい面白かったし観てよかった!
途中で本当に辛い事件が起きないのが良い笑
料理のシーンはかなりこだわりを持って撮影されてるのがわかるし、美味しそうだし手捌きも綺麗でずっと観てたいな〜って思わされます。
料理系結構好きで、YouTubeとかでも外国人の方がとんでもねぇ手捌きで料理してる動画とかよく見ちゃうんだよねw
そしてそこに合わせてくる音楽が良い。もうずっとワクワク。
とにかく美味しい料理が作りたい、お客さんの笑顔が見たいっていう主人公カールのかっこよさ!
英語はFワード連発(大体ファッキンなんちゃらって言ってるw)ですごい下品だったけどそれもまたイカしてんな〜〜って感じで楽しいのよ〜〜
あとから調べて知ったんですが、主人公カール役を演じられているジョン・ファヴローさんはアイアンマンの監督をやられている方なんですね…!
本作では監督・脚本・製作・出演をこなしてて、キャパシティおばけ。
キャスティングもよかったな〜〜〜!フードトラックで一緒に回ることになる部下というか友達?が最高に良い奴でした。
オチも含めて爽快!
エンディングロールでちょっとしたメイキングがあるから最後までぜひ観てね。
とにかく楽しい映画が観たい、料理作ってるの観てるの好き、っていう人におすすめ!
グリーンブック
時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。
ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。彼の名前はドクター・シャーリー、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。二人は、〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を頼りに、出発するのだが─。
監督 ピーター・ファレリー
出演 ヴィゴ・モーテンセン, マハーシャラ・アリ
一言で言うと人種差別がテーマのチャーミングおぢたんバディ話。めちゃくちゃよかっだぁ゛
正反対な2人のバディものに弱い私です笑
実際にあった出来事をもとに作られた映画で、登場する人物も実在します。(もう主役のモデルとなったお二人は亡くなられていますが。)
たった60年くらい前に、こんな人種差別があったんだ…と驚く。黒人の天才ピアニスト・シャーリーを演じるマハーシャラ・アリの目の芝居が本当に素敵でした。
寂しそうな時の目が…もうこちらまでギュッとしてしまう。
セリフがないのに気持ちがグッと伝わってくる…。素晴らしいお芝居だった。
もちろん白人運転手のトニーを演じるヴィゴ・モーテンセンも顔に刻まれたシワから愛嬌が溢れちゃうんじゃないかっていうくらい、ガサツだけど人情味ある良いヤツでお芝居最高。
映画のタイトルにもなっているグリーンブックとは、黒人の方を歓迎するホテル(差別されず安心して訪れることができる場所)などが載っている旅行ガイド。
そんなものがあることも知りませんでした。
海外に旅行に行くと私も人種差別を感じる時はありますが、こんなにひどかった時があるんだなぁと改めて思った。
日本にずっといるとなかなかそういうことって感じ取れないよね。そしてそこに音楽がテーマとなっているのもまた胸熱です。
途中他言語入り乱れることもあるので字幕版の方が個人的にはおすすめです。アマゾンプライムで観たのですが、知らなかったんだけどアカデミー賞受賞作品…!(そういうの疎い)
日本でそんなに話題になった感じしないんだけど知ってる…???もっと話題になった方がいいよこれ…
しかもさ、この映画の脚本・製作を担当したの、主人公トニーの息子のニックなんだって!!!胸熱〜〜〜〜〜〜〜
なんかエンドクレジット見てて「Vallelonga(ヴァレロンガ)」って名前が出てきたから「え!?」ってなって調べたんですよ。(映画見てたらVallelongaってめっちゃ出てくるから気づくよ)
オトンの旅の物語映画化しちゃう息子〜〜〜〜〜やばい〜〜〜〜〜
更に調べたらリアルトニーは俳優業もやってた。そういう家系なのか。
(詳細はwikiに載ってたよ→ドン・シャーリーのwiki トニー・リップのwiki)
実話をもとにしたっていうのはテーマ的に心に刺さる部分が多くてよかったです。
安心してください、ハッピーエンドです。(だいじ)
あとむごい暴力のシーンみたいなのはありません。(これもだいじ)
バディものが好きな人、心が温まるじんわり映画を観たい人におすすめ!
マイ・インターン
女性社長ジュールズ(アン・ハサウェイ)が、高齢者インターンで雇用した70才の部下ベン(ロバート・デ・ニーロ)という、普通なら出会わない2人に友情が芽生える物語。
ずっと気になってけど観てなかった映画、なんで今まで観なかったんだ!っていうくらい冒頭20分の間でも目頭が熱くなっちゃうことが多々あるすごく良い映画。
アンハサウェイとロバートデニーロのお芝居やばいです…なんかもう格が違いすぎて鳥肌立つ。ロバートデニーロめっちゃ強面のイメージなのにこの映画のロバートデニーロはまさに好々爺。いつもニコニコのジェントルマンで、最高なイケオジ。
バリバリ働きたい女性社長の主人公にも感情移入できるけど、いくつになっても新しいことに挑戦したい、っていう素敵なイケオジのベンにも共感できる。将来こんなイケオジになりたい。
音楽がまた素晴らしくて、すごく前向きな明るい気持ちになれるのでサントラ毎日聴いてますわ…
グッとくるシーンが多く、前向きなストーリーなので、ハッピーな気持ちになりたい時におすすめしたい映画!
夢波サロンのみんなとアマゾンプライムのウォッチパーティっていう機能(オンライン同時視聴機能)で観たんですけど、みんなにもめちゃくちゃ評判良かったです。
最強のふたり
事故で全身麻痺となり、車いす生活を送る富豪と、図らずして介護役に抜擢されたスラム出身の黒人青年。
共通点はゼロ。高級住宅地とスラム、ショパンとクール&ザ・ギャング、超高級スーツとスウェット、洗練された会話と下ネタ、車いすとソウル・ミュージックに乗ってバンプする身体―。
二人の世界は衝突し続けるが、やがて互いを受け入れ、とんでもなくユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。
たまたま見た映画だったけどすごく良かった!
生まれも育ちも違う二人が共に生活することによって生まれる友情がすごく美しくて、リズミカルでテンポの良いストーリー展開。
バディものが好きな人は絶対好きなはず!
ミックス。
母のスパルタ教育により、かつて“天才卓球少女”として将来を期待された多満子(新垣結衣)は、母の死後、普通に青春を過ごし普通に就職する平凡な日々を送っていたが、会社の卓球部のイケメンエース・江島(瀬戸康史)に告白され付き合うことに。
ついにバラ色の人生が! と思った矢先、新入社員の美人卓球選手・愛莉(永野芽郁)に江島を寝取られてしまう。
人生のどん底に落ち、逃げるように田舎に戻った多満子。
しかし、亡き母が経営していた卓球クラブは赤字に陥り、自分の青春を捧げた活気のある練習風景はそこにはなく、さらにクラブのメンバーも、妻と娘に見捨てられた新入部員の萩原(瑛太)をはじめ、全く期待が持てない面々ばかり。
しかし江島と愛莉の幸せそうな姿を見た多満子は、クラブ再建と打倒江島・愛莉ペアを目標に、全日本卓球選手権の男女混合(ミックス)ダブルス部門への出場を決意。
部員たちは戸惑いながらも、大会へ向け猛練習を開始する。
多満子は萩原とミックスを組むものの、全く反りが合わずケンカばかり。
とにかくキャスティングが素晴らしい!
そしてアツい気持ちになれる映画でした。
頑張ってる人、これから頑張りたい人にぜひ見てほしい。
スポーツものっていいですよね〜
一生懸命頑張る中で息が合っていく感じの恋愛模様って、男女としての恋愛だけでなく
人間として、相棒って感じですごくわくわくします。
ちなみにAmazonプライム会員だとプライムビデオで見られますよ〜
グレイテスト・ショーマン
ヒュー・ジャックマン主演
マイケル・グレイシー監督作品
19世紀半ばのアメリカ。幼馴染の妻と子供たちを幸せにすることを願い、挑戦と失敗を繰り返してきたP.T.バーナムは、ついにオンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーをヒットさせ、成功をつかむ。
しかし、彼の型破りなショーには反対派もいた…。
“すべての人が輝く”をテーマに、ショービジネスの裏側で繰り広げられる「愛」「夢」「希望」のドラマを、躍動するスケール感で描く感動作!
でももう開始5分で号泣でした笑
音楽好き、ミュージカル好きにはたまらない高揚感。
最初から展開が速く、見ていて爽快です。
夢を追う人にぜひ見て欲しい。
ハドソン川の奇跡
トム・ハンクス主演
クリント・イーストウッド監督作品
155人の命を救い、容疑者になった男
2009年1月15日、厳冬のニューヨーク。
160万人が住むマンハッタン上空850メートルで突如制御不能となった飛行機を、ハドソン川に不時着させ、
“乗員乗客155名全員生存”という驚愕の生還劇を成し遂げたサレンバーガー機長。だが奇跡の裏側では、その判断をめぐり国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われていた…。
実際に2009年1月15日にあったニューヨークの飛行機事故をモチーフに作られた作品で、飛行機が制御不能になったシーンや
飛行機が落ちていくシーンが細かく映画の中で表現されており、飛行機関連の映画作品が嫌いな人には正直おすすめできないほどリアルです。
ただ、飛行機事故関連の作品は大体が飛行機に乗る前から始まり「誰かが死んでしまうかもしれない」というハラハラ感とともにストーリーが進んで行くものが多いですが、
このハドソン川の奇跡は飛行機事故から乗客が全員無事に生還したところから始まるので多少安心感をもって見ることができます。
硫黄島からの手紙 やアメリカン・スナイパーなどで知られるクリント・イーストウッド監督。
撮る映画は2時間超えの長尺が多いですが、ハドソン川の奇跡は96分でとても短くまとまっています。
ちょっと映画を見たいけど、長い映画は無理、という隙間時間に見るのには丁度いい長さだと思います。
短尺にまとめているおかげか、ストーリー展開にもたつきもなく、すっきりと、集中して見ることができました。
時間軸の移動がかなりある映画ですが、それもわかりやすく表現されています。
映画でのその見せ方がうまいなぁと感じました。
内容も飛行機事故、と聞いて想像するストーリー内容とは少し違ったものになっており
乗客の命を全員無事に救うことができたみんなのヒーローであるはずの機長の、つらい葛藤が描かれています。
飛行機事故はいつ誰が遭ってしまうかわからないものです。
本編中の描写を通して、今生きている、ということがどんなにありがたいことなのか、ということを改めて感じさせられた映画でした。
間違いなく2016年公開の映画の中で一番のおすすめ映画です。
インターステラー
マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、W主演
クリストファー・ノーラン監督作品
地球の寿命は尽きかけていた。
居住可能な新たな惑星を探すという人類の限界を超えたミッションに選ばれたのは、
まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男。彼を待っていたのは、未だかつて誰も見たことがない、衝撃の宇宙。
はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか?
宇宙と時間をモチーフにしたSF映画ですが、とてもリアリティーのある内容でした。
私たちにはまだ未知すぎる宇宙、時空を映画で表現しようとしているクリストファー・ノーラン監督は素晴らしいと思います。
また、単純に「宇宙」「SF」と言った言葉では片付けることのできない家族愛が深く描かれている映画です。
私は映画館で見ましたが、家族と一緒にゆっくり家でDVDでもう一度鑑賞したいと思えるおすすめ映画です。
内容は少し大人向けで難しいところもあります。
展開が早いのもつまらなくならないので良いという意見もあれば、早すぎて内容も難しいからついていけないという意見もあるかと思いますが、
そういった特徴があるからこそ、映画を見終わった後もじっくり咀嚼できるような映画になっているのではないかと思いました。
そういうことが宇宙で起きうるなら、そういうことにもなりうるのかぁ…と映画の終盤は不思議な気持ちになります。(ネタバレしたくないので全然何も言えない笑)
ちなみにSF系だと、パッセンジャーも設定が面白かったです。
120年かけて冬眠しながら別の星に行く予定が、偶然一人だけ冬眠から目覚めてしまって宇宙船の中でたった一人、というところから始まる映画。
人間ドラマ、という感じでした。
おすすめ順次追加予定!
本気のおすすめ映画、どうしてもDVDでも見て欲しい、というものをまとめてみました。
なかなか映画で「どうしても見て欲しい」と紹介できるものは少ないので、本気で選りすぐったものだけ並べてみました。
かなり重い内容のものが多いですが、深く考えさせられる映画作品ばかりですのでぜひ映画をお家でDVDを見る時に困ったら参考にしてみてください。
あとこのラインナップ見て、「これ好きそう!」っていうおすすめ思いついたらツイッターで話しかけてください笑
おすすめは順次追加予定です。
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!