たくさんの人がいる中でその人達と戦っていかなくてはいけないような仕事をしていると
自分の価値はどこにあるのだろうかということを考えざるを得なくなってくることがあります。
例えば私の場合は声優という仕事を最初は一本でしていたわけですが
声優業界はどんどん人気の職業になっていき、今ではなりたい職業ランキングの中で上位に食い込んでくる仕事になってきています。
小学生でも声優になりたいという子がでてくるくらいです。
しかし人気の業界で生きていきたいと思えば思うほど、他人と差別化することがとても重要になってきて、
たくさんの人がいる業界の中で、そのたくさんの人たちの中から選ばれる人間でなくてはいけなくなってきます。
これで結構苦しんでいる人がいて、
声優になりたいという夢を持っている人からも「自分にこれといって自慢できるものがない」という相談を受けることが多いです。
では自分の価値はどのように見出したらいいのでしょうか?
私は、一つのことだけで勝負するのは難しくなってきている世界なのではないかなと思っています。
一人の人が色々なことができるようになっており、色々な面を持っているからこそ
個人の価値が高まってくるのではないかと思っているんです。
今回は自分の価値を簡単に見つけることができるメソッドについて話してみたいと思います。
自分の得意を羅列する
まずは自分の得意なことや長所をどんどん羅列してみましょう。
ものすごく得意というものでなくて、ちょっと得意、でもいいと思います。
とにかく自分のいいところ、自分が苦しくなく頑張れること、さらに 自分の肩書きを羅列していきます。
例えば私の場合は
- 声優
- 歌手
- ブロガー
- 絵を描く
- アイデアを出す
- 新しいもの好き
- 人とおしゃべりをするのが好き
こういったことが挙げられます。
本当に小さなことでもいいので是非皆さんも自分の肩書きや、できること、得意なことを挙げてみてください。
自分の得意を掛け合わせる
次に先ほど挙げた得意なことを掛け合わせていく作業をしてみます。
この中から私は「声優」「ブロガー」 というふたつの要素を掛け合わせて
声優ブロガーと言う肩書きを名乗るようになりました。
声優もブロガーもたくさんいるけれど、声優ブロガーとして活躍をしている人はいません。
こうして自分の価値を簡単に見つけることができました。
他にも得意なことはすべて仕事に変えて行くようにしています。
絵を描くのが好きだから自分でデザインしたグッズを販売しているし、
人とおしゃべりをするのが好きだからオンラインサロンを運営したり、
ラジオを企画してパーソナリティをしたりしています。
得意なことはすべて仕事に変えることができると思っているし、
得意なことを掛け合わせて行くことによって自分が唯一無二の存在になれると思っています。
声優業界の中で、そのうちの一人となると、どうしても自分の個性は埋もれがちだし
自分の価値はどこにあるのだろうと悩んでしまいますが、
声優兼ブロガーになることによって、自分にしかできないことを見つけることができました。
自分にしかできないものがたくさんあれば、それがどんどん自分の価値となって
自分にしかない価値を感じられるようになると自分の自信にも繋がっていくようになります。
声優を目指している多くの人が
「他にこれといってできることがないから、自分の価値をどうアピールしたらいいのかわからない」
と言っていますが、
自分にしかできないことというのは必ずあるはずです。
例えば私は、ものすごく絵が上手いというわけではありません。
元々イラストマンガ部だったので、絵を描くことに全くタッチしてこなかった人からすると少しはうまく見えると思います。
それをどのように見せていくかです。
ものすごく絵が上手いというわけではないけれど、それをデザインしてグッとして販売することによって
私はデザイナー、と名乗ることもできるし、
「ECショップでグッズの販売を行っています」と自分の価値をアピールすることもできるようになりました。
一つのものをものすごく極める必要はなくて、
ちょっとうまいことをどのようにしたら自分の価値として人にアピールすることができるかということを考えることが重要だと思います。
自分の得意なことというのは、決して「プロ級に上手いこと」でなくてもいいのです。
一つを極めるよりマルチプレイヤーが求められる時代へ
今は何かがプロ級に上手いということよりも、色々なことがマルチにできる人の方が重宝がられる社会になってきていると思います。
もちろんプロ級にうまいことがあることに越したことはないですが
プロ級にうまいとは言えないようなちょっとした得意でも、自分の価値として昇華させていくことはできるでしょう。
自分の価値はどこにあるのだろう?と不安に思うようなことがあったら
是非自分の得意を掛け合わせる、ということをまずはやってみてください。
読んでくれてありがとうございました。
では。