小さい頃から母の影響でカラオケによく行っていて、小学生の時の夢は「歌手になること」でした。
小学校中学年のころからボイトレに通っていたのでもうボイトレ歴でいうと15年以上になります。
先日素敵な機会をいただき、ボイトレのグループレッスンを講師として担当いたしました。
自分の好きなことは必ず仕事にすることができるんだな、と感じました。
レッスン中動画を撮影したので雰囲気をお伝えするのに一部抜粋して公開します。
ボイトレ講師業始めました
もともと歌手になりたくて声優業界に飛び込みました。
そして夢が叶い、アーティストとしてもデビューすることができました。
最近の声優業界ではお仕事として歌が付随することも多く、私のように歌手になりたくて声優業界に入る人や
声優業界に入ってみたけれどアーティスト活動も積極的にやっていきたい!という人もかなりいるのではないかなと思います。
そこで声優アーティストとして活動してきた経験を活かし、声優としてもアーティストとしてもアドバイスできるボイトレ講師として活動していきたいと思います。
今回は「ボイトレ講師もやってみたいな〜」とTwitterなんかでつぶやいていたりしていたところ、
お世話になっているアニメ監督、木村寛さんが開催されているワークショップでボイトレ枠を設けていただくことができ
素敵なご縁で講師を担当させていただきました。
レッスンの内容
今回は初回レッスンだった上に4人の生徒さんを迎えてのグループレッスンだったので、
- 表情筋トレーニング
- 肩甲骨ストレッチ
- 股関節ストレッチ
- 腹式呼吸の説明
- 自分の一番得意な音探し
- 発声における正しい姿勢の説明
という基本的なところをみんなで学習していきました。
そのあとは一人一人の課題曲(好きな曲)を持ってきてもらい、それぞれの癖や苦手なところに関してのアドバイスをさせてもらいました。
発声のやり方や歌い方というのは人それぞれ感覚が違うものです。
体の作りや筋肉のつき方、骨格が人それぞれ違うので当たり前のことなんですね。
なのでそれぞれの苦手にフォーカスしてレッスンを進めさせて頂きました。
ボイトレで大切なこと
ボイトレで大切なことは「自分の苦手なポイントを具体化していくこと」だと私は思っています。
よく「苦手なところはなんですか?」と質問すると
「歌そのものに苦手意識があります」という答えが返ってくることがあります。
でもそれだとどうステップアップしていけばいいのか、どんな練習メニューにしたらいいかわからないですね。
人それぞれ絶対に苦手なポイントがあるはずです。
- リズムをとるのが苦手
- 音程をとるのが苦手
- ファルセット(裏声)が下手
- ロングトーンが綺麗にでない
- ビブラートをうまくかけられない
こんな具体的な悩みがきっとあるはずなんです。
こういった具体的な苦手ポイントがわかれば、それをクリアできるように練習メニューを組んでいけばいいだけですから
何をやればいいのか、ということが明確になってくるわけです。
なので個人個人の苦手をしっかり具体化することがボイトレで成長するために大切だと思っています。
→声優アーティストが解説、歌が上手くなるにはどうしたらいいのか
良い講師選びとは?
レッスン中に「ボイトレの講師を選ぶ時はどんなポイントで選んでいますか?」という質問がありました。
私の経験上、ボイトレ講師というのは非常に「合う」「合わない」があります。
発声や歌というのはどうしてもフィーリングによるものが大きく、
体の中は開けて見ることはできないし、勉強にように公式を教えてもらったらできるようになる、というものでもありません。
なので、フィーリングが合う人に習うのが一番だと思います。
フィーリングが合わない人の話って全然理解できないものなんですよね笑
なので私は講師として教える時は
- 絵を描く
- たとえ話をする
などして、なるべくイメージを共有できるようにしています。
フィーリングが合うか合わないかというのを見分けるのは数を打つしかないと思っているので
なるべくたくさんのボイトレ講師がいる教室に行ってみたり、いろんな教室を体験レッスンなどで回ってみることをおすすめします。
好きな事は仕事にできる
ということで僭越ながら幸田夢波、ボイトレ講師業もはじめてみました。
フリーランスなもので、自分ができることは全て仕事に代えたい、という貪欲な精神がきっかけです。
でもこういうのってきっとなんでもできて、
好きなことはお仕事としてマネタイズしていくことができるものだと思っているんです。
例えばストリートアカデミー というサイトでは自分の得意を活かして誰でもレッスンを開講することができます。
「機会がないから自分の得意もどう活かしていいかわからない」という人はこういうサービスをぜひ利用してみてください。
ちなみに面白いレッスンがいっぱいあるのでまずは受講してみるのもいいと思います笑
自分の得意って人に教えてみることによってさらにブラッシュアップすることができます。
今回生徒さんにご参加いただいて講師をしてみて、私自身が成長できる部分がすごくありました。
自分の中でなんとなくわかっていることも、他人にわかりやすく伝えるためにどうしたらいいのか、ということを考えながらアウトプットすることでとても明確なものになっていくんです。
本当に楽しく、自分のためにもなる時間でした。
(参加してくださったみなさま、木村監督、ありがとうございました!)
誰でも自分の好きや得意をマネタイズできる。
そんな世の中になってきています。
読んでくれてありがとうございました。
では。