演技に感情がこもらない原因は何?

演技を頑張って勉強しているけど「感情がこもっていない」と言われることが多い…

そんな相談をよくされます。

 

声優になりたくてアニメをたくさん見ている人にはありがちなことで、

逆に「アニメ声優ってこんな感じ」というイメージがつきすぎていて、リアルな感情と演技が少し離れて行ってしまっている人が多いです。

 

勉強としてアニメをたくさん見るのはいいことなんですが、

それが演技に感情がこもらない原因になってしまっていることもあります。

 

アニメ以外の演技を勉強する

 

アニメはやっぱりどうしても誇張表現が多くて、

声だけで表現しなくてはいけない分、声に乗せる情報量が多いです。

 

アニメを遠くから声だけ聞いても「ドラマやバラエティじゃなくアニメだ!」ってわかると思います。

それくらい、アニメはやっぱり普段のしゃべりとは全然違うんです。

 

なので、アニメだけでなく

リアルな舞台芝居を見に行ったり、洋画を吹き替えで見てみたり、ドラマなどの映像芝居を見たり

とにかく色々な種類の演技に触れるようにしてみてください。

 

演技にもたくさんの種類があるので、それがわかると、自分の演技の幅が広がるはずです。

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喜怒哀楽の差別化が出来ていない

 

感情を大きく分けると「喜怒哀楽」に分けられますが

この感情をまずはしっかりと差別化して表現してみることがスタートになると思います。

 

喜びと楽しいはどう違うか?とかは結構難しいですよね。

それぞれを大きく表現する練習は自分一人でもできます。

 

特に初心者が苦戦するのが「笑う演技」です。

普段の笑いは自然に出るのに、「笑う演技」になると出来なくなる人が多い。

 

演技をもっと頑張りたいと思ってる人は、今、大声で楽しそうに笑ってみてください。

案外、普段自分がどんな風に笑ってたかわからなくなるものです。

 

ちゃんと腹式呼吸ができていて、体幹もしっかりしていないと、笑う演技って難しいんです。

さらにそれができるようになったら、悪役の笑いとかに挑戦してみたり。

キャラクターを考えた笑いを表現するのってもっと難しい。

 

これはぜひ一人で笑い声の研究してみてください。

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音がいつも同じ音

 

演技をする時に「文章の頭の音がいつも同じ音」という人が多いです。

でも普段喋ってる時はそんなことないんですけどね。

 

演技って意識をするだけで、同じ抑揚をいつも使ってしまう癖がある人、多い。

 

なので、自分がどんな音で喋っているか、というのも意識できるといいです。

しゃべり声は全部音で表現できるので、喋った音をピアノで確認してみるとか。

 

とにかく「しゃべり出しを同じ音にならないように気をつける」というのは意識したほうがいいでしょう。

方言がある人は特にしゃべりの音の高低は意識していかなくてはいけない部分です。

声優はアクセント辞典でイントネーションを勉強している

 

心が動いていないセリフ

 

セリフをうまく言うことを意識しすぎて、自分の感情をないがしろにしてしまうと

当たり前だけど演技にも感情がのってきません。

 

心が動くから言葉が出ます。

 

心が動いていないのに言葉が出ることはありません。

何を感じてその言葉が自分から出てくるのか、ということを意識してみてください。

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声が小さい、語尾が弱い

 

単純に、表現そのものが小さいと感情が見えにくくなります。

声が小さい、語尾が弱い、というのは感情を殺す原因にもなります。

 

もちろん声が小さかったり語尾を弱くすることで表現できるキャラクターもあります。

 

でもそれが全部、ということになってしまうとそれは演技ではなくただの「悪い癖」になってしまうので

意図して表現を小さくできるようになるまでは、なるべく感情を大きく表現できるように練習して行ってみてください。

大は小を兼ねる、です。

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相手のセリフを聞いてない

 

自分のセリフをうまく言おう、と意識しすぎて

相手のセリフを全く聞いていない人が多いです。

 

でもセリフというのは掛け合いで、相手のセリフがあるからこそ、それに反応して自分のセリフが出てくるんですね。

 

なので自分のセリフよりも意識しなくてはいけないのは相手のセリフだったりします。

 

相手が言った言葉に対して、自分が感情を動かされるから自分のセリフが出てくる、という感じ。

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演技を改善するために

 

演技に感情がこもらない、という人にぜひやってみて欲しいことを書いていきます!

 

自分の普段の感情を研究する

 

まずは自分の普段、つまり自然体な自分を研究してみてください。

ものすごく怒ってる時、自分は一体どんな行動をして、どんな表情をして、どんな言葉を吐くのか。

 

笑っている時、どんな笑い方をしていて、その時どこらへんの筋肉を使っていて、誰に笑顔を向けていて、何が面白いと感じているのか。

 

自分の普段の感情に対する反応を研究することでそれを演技に活かしていくことができます。

 

質問する

 

もしレッスンとかを受けていて「感情がこもってないな」と言う先生や講師の方がいるなら

その方にレッスン後でもいいので「どういうところが感情がこもってないと感じますか?」と聞いてみてください。

 

具体的な答えがかえってくるかもしれません。

その答えに納得できなかったとしても、講師の方とお話しするきっかけになると思うので、そこからまた別のご縁や広がりができていくかもしれないです。

 

音響監督が講師にきてくれていたりすると、それが仕事につながることもありますからね。

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真似をする

 

好きな声優さんや俳優さんがいれば、その方の出演作を追いかけてみる、というのもいいです。

一人の役者さんがいろいろな役をやっている、というのはつまりその人の引き出しをたくさん見ることができる、ということなので、勉強になるでしょう。

 

「そういう役の振り幅があるんだ!」と何か気づくことができれば、それを自分の演技にも応用できると思います。

 

真似をするのはよくない、みたいな話もあるかもしれませんが

いろいろな人の真似をして、自分で咀嚼して組み合わせたり、自分のエッセンスを加えることで、新しい自分の個性を作り出していけると私は思っています。

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演技力をもっとつけたい、という人はぜひ参考にしてみてください!

 

読んでくれてありがとうございました。

では。