声優のアドリブ演技の勉強方法

質問箱でこんな質問をいただきました。

adoribu

実は初めて声優のスタジオに見学に行かせて頂いた時に

スタジオに入れていただいて「ガヤ」というお芝居に参加させていただきました。

 

初めて声優という仕事に触れたのがまさかの「アドリブ」だったんですよね。

 

ガヤというのはスタジオ内で出演者複数人、もしくは全員で収録するもので

状況に合わせたアドリブ演技をしながら収録をすることを言います。

 

たとえば「お昼休みの学校」とか。

台本にセリフは書いてなくて、みんなそれぞれお弁当を食べたり談笑したり、というのをアドリブでやっていきます。

 

このガヤは意外とセリフよりも難しくて

新人の頃先輩に「ガヤができるようになるまでは3年かかるよ」と言われたこともあったくらいでした。

 

アドリブの演技をどのように練習してきたか、書いていきたいと思います。

 

日常の会話が教科書

 

アドリブの演技を勉強するには日常の会話を聞くのが一番いいです。

 

まずは一人でカフェとかに行ってみてください。

一人でカフェに行くといろいろな人の会話が聞こえてきます。

 

カフェで話されている話って意外と聞いてみると面白いんですよね。

参考となるサンプルをたくさん探すような気持ちです笑

 

おばちゃん同士の会話、高校生同士の会話。

中には一人で勉強しながらぶつぶつ言っている人もいます。

 

与えられた状況の中でどんな会話がなされているのか、ということを観察してみるんですね。

 

カフェ以外にも街中とか、ショッピングモールの中とか

学生なら学校の中はものすごく参考になるでしょう。

 

そういういろいろなシーンで、周りの人たちがどんな話をしているのかということを研究し

それっぽい会話をしている人を記憶しておくといいでしょう。

 

同じような状況を演技で求められた時に、引き出せるようになると思います。

声優になるための練習で面白かったやつ

 

エチュード

 

どこかに演技のレッスンに行っている人は一回はやったことがあると思います、エチュードというお芝居。

 

与えられた設定だけ守れば何をしても、どんなセリフを言ってもいい、という演技ですね。

 

これはアドリブの演技の練習をするのにとてもタメになります。

同じように演技を勉強したい人と一緒に組んで、自分たちで設定を決めて練習してみるといいでしょう。

 

相手が言ったことに対して、反応してセリフを返さなくてはいけないので

よりリアルな演技を追求していくことができると思います。

声優がセリフを練習する時にチェックしているポイント

 

実はコールセンターも役立った

 

実は声優業をやりながらコールセンターで長くバイトをしていたのですが、

このコールセンターの仕事も演技の練習に役立ったんです笑

 

コールセンターの発信業務をやっていて、いわゆる営業というか、セールスをやっていたのですが

コールセンターというのはスクリプト、という原稿のようなものがあって、大筋はそれを読み進めていくような形で仕事をします。

 

でも相手にしているお客様は当たり前ですが人間なので、何が返ってくるかわかりません。

時に世間話になったり、家族の話を延々とお話してくるお客さんとかもいるんですよね笑

 

そういう相手の話に合わせて、何を返すか、という力が試されるのがコールセンターで

結局はどんな返しがきてもうまく商品をセールスしていかなくてはいけないので、

会話をしながら頭で冷静に「この話の流れからどうやって商品を魅力的に思ってもらえるような話をしていこうかな」ということおを考えなくちゃいけないんです。

 

そういう会話をしながらも冷静に話の流れを見られる力、みたいなのは実はアドリブの演技も大事で

最終的に演技をどこに持って行こうかな、ということを考えながら演技するんですよね。

 

なので私にとってはコールセンターの仕事は結構役に経ちました。

実際コールセンターでは声優さんや声優志望の方、役者さんがよく働いています。

コールセンターで働く声優や役者の卵が多い理由。

 

アドリブをこなせるようになるのは時間がかかると思いますが

慣れてくるとこのアドリブこそ楽しいと感じられるようになると思います。

 

ヒントは日常に隠れているものなので、ぜひ自分の日常をいっぱい研究してみてください。

 

読んでくれてありがとうございました。

では。

ABOUTこの記事をかいた人

幸田 夢波

声優、アーティスト、デザイナー、当ブログの運営者。 2009年に声優デビュー、2016年声優事務所を退所し、現在フリーランスで活動中。自由に生きられる選択肢を増やし、それを発信するために毎日ブログを更新中。