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声優志望者が演劇部に入るメリットとデメリット

声優志望の学生さんは多分部活動を決める時に

「演劇部に入ろうかな」と一度は悩むと思います。

 

実際に声優として活動している方の中にも演劇部出身の方は多いですし

私自身も演劇部に入部しようかなというのは中学、高校、大学とどの段階でも迷ったことでもありました。

 

ただ、真剣に考えた時に、

演劇部に入るのにはメリットもあるけれどデメリットもあるなぁと感じて

演劇部には結局入部しませんでした。

 

これから演劇部に入ろうかなと考えている声優志望の方のために

演劇部に入るメリットとデメリットについて書いて見たいと思います。

 

演劇部に入部するメリット

 

演劇部に入部するメリットというのは声優志望者の人ならぽんぽん思いつくものだと思います。

 

早いうちから人と演劇ができる

 

まず何と言っても演劇部に入ることによって早いうちから人と一緒に演劇ができる、というのが

メリットになると思います。

 

特に中学生とかだと、周りに一緒に演劇をやってくれる人と言ったら

やっぱり学校のコミュニティにいる人だと思うんですね。

 

高校生、大学生になってくると外部のコミュニティで劇団に所属するとか客演する、なんてこともできますが、

中学生くらいだとまだそれも難しいと思います。

 

学校コミュニティであれば安全でもありますし、

みんな同世代ですからね。

 

ただ、みんな同世代、というのはデメリットにもなりうるのかな、と思います。

舞台に出たい、と思った時にどの団体を選べばいいのか

 

人前に出る機会が増える

 

演劇部に入れば、当然公演に出る機会も出てくるでしょう。

 

人前に出るのってとても緊張します。

でもそれは経験すれば経験するほど、自分にとってプラスになっていくと思います。

 

人前でどんなパフォーマンスをすれば自分を最大限に魅せることができるのか、

というようなことも、より追求していけると思うんですね。

 

将来的に声優になるためのオーディションを学外で受けることになったとしても

度胸はやっぱりついているでしょうから

他の人よりそういった点で有利になってくるのは間違いないと思います。

声優が人前で緊張しないためにやっていること

 

演劇部に入部するデメリット

 

これから演劇部に入部しようとしている人には少し考えにくい

演劇部に入部することのデメリットについてお話してみたいと思います。

 

周りとの温度差

 

演劇部によりますが、

部活動を見に行ってみて、そこのレベルが自分にとっては低いと感じてしまうことがあり、それに悩んでいる人は多いです。

 

特に習い事でボイストレーニングに通っていたり、

オーディションを若い時から受けている人にとっては

学校の演劇部ではなんとなく物足りないと思うこともあるかもしれません。

 

あとはどうしても部活動でやっている分、

人によっては熱量が違って辛いと感じることもあるでしょう。

 

「学校の生活の一環」もしくは「趣味」という人もいるわけで

将来声優になりたい、と思っている人からすると、熱量が違って辛いと感じることもあると思います。

 

演劇というのは一人で作り上げることができるわけではないですから

熱量が違うとしんどい思いもすると思うんですね。

 

もちろんこれは全ての演劇部に共通する話ではありません。

声優が語る、ボイストレーニング教室の選び方

 

面子が変わらない

 

一度学校の演劇部に入れば、いつも同じメンバーで演劇を作っていくことになります。

 

一年に一度少し面子は変わるといえ、

学外で客演をしたり、声優としての活動をする際にはこれはありえないことなんですね。

 

ずっと同じ面子で仕事をする、ということはなかなかないんです。

 

逆にそれを体験できる、というメリットになるかもしれませんが

もし馬が合わない人が演劇部にいたら、演劇をしていくことが苦しく感じてしまうようになるかもしれません。

 

これはちょっとリスクかな、と私は思うんです。

 

もちろん入るだけ入ってみて、違和感を感じたら辞める、というのでもいいと思いますが。

声優はどうして舞台役者をやるのか

 

演劇以外の役割もある

 

演劇部の話でよく聞く話なのですが、

演劇部は学内コミュニティで運営しているため、

  • 照明
  • 音響
  • 舞台監督
  • 演出

などを生徒たちでやる必要があります。

 

「演者をやりたいのに、人数の関係上それができなくてやりたくない照明や音響をやることになった」という話をよく聞きます。

 

逆に学内の場合は圧倒的に演者をやりたい人が多いでしょうから

音響や照明をやりたい、挑戦してみたい、という人にとっては良い環境だと思います。

 

また、こういったものは学外の劇団などでやる場合は

専門の人にお願いすることが多いので、

興味があるのであれば、こういったポジションに挑戦してみることができるのは学校の演劇部だけかもしれないです。

 

ただ「演者しかやりたくない」という人にとっては、照明や音響をやらなくてはいけなくなる時がくると

ちょっとモチベーションが下がってしまうかもしれません。

声優が普段やっている練習方法

 

スケジュールが縛られる

 

演劇部に入部して演劇をすることになれば、

公演日は絶対にスケジュールをあけなくてはいけません。

 

また、それ以外の稽古日程もなるべく参加するようにしなくてはいけないですよね。

 

もし学生のうちから声優業界にチャレンジしたい、という気持ちがあるなら

これは結構難しいことになります。

 

私が演劇部に入部しなかった理由はこれが最大の理由です。

 

高校生から声優として仕事をしていたので

「この日は絶対にあけなくはいけない」という日を作ることができませんでした。

 

例えば演劇部に入部して公演に出ることになっても

その日とお仕事がかぶれば私はお仕事を優先してしまいます。

 

それで多くの人に迷惑がかかるかもしれない。

 

そう思ったら演劇部も入ってみたかったけれど

無理だなぁと感じたわけです。

 

声優としての仕事をしていなかったとしても

これからオーディションを受けたりする予定があるのなら、演劇部に入部するのはスケジュール的なリスクがあるかもしれません。

声優のスケジュール事情

 

長期スパンで物を考える

 

今回は演劇部に入部するメリットデメリットについてお話してみました。

 

自分が何を一番に優先したいのか、

ということを踏まえて演劇部に入部するかどうかを決めた方がいいと思います。

 

また、できれば長いスパンでものを考えられるといいと思います。

 

演劇部に入ったら向こう3年は基本的にスケジュールをとらなくてはいけない、ということ、

学生のうちから声優になるための活動をするかどうか、などを鑑みて決めた方が良いでしょう。

声優になるにはどんな進路を選ぶべき?

 

わかりやすいようにメリットデメリットを書いてみましたが、演劇部を否定しているわけでは決してありません。

舞台にも何度か立っていますが、私は演劇が大好きです。

 

声優の仕事は声を扱う仕事ですが、声のみのお芝居をやる前にまずは立ち芝居から入る方が超絶おすすめです。もともと声優のお仕事は俳優さんがやられていましたし。

体を動かす演技の方が自然であって、そこから徐々に体を固定していかなくてはいけないのが声優の仕事だと思っています。

 

ただ、私はデビューが高校生の時だったのもあり

今は学生のうちからデビューする人も多いのでこういう書き方をさせていただきました。

 

ご参考までに!

 

読んでくれてありがとうございました!

ではっ

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