声優が勉強のためにアニメ番組を見る時に見ているポイント

声優が勉強のためにアニメを見る時のポイント
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声優は日々勉強しています。

すでにたくさん活躍されている方でも勉強を欠かしません。

 

なぜなら声優業界は常に新しい人が入ってくるし、時代もどんどん変わっていくから、人気のあるコンテンツも変遷していくからです。

 

大御所の方の練習量を聞くと本当に「追い越せなくなるからやめてください」って思うくらいです笑

 

人にもよりますが、

声優は市場調査のために自分が出演していない作品なんかも勉強としてチェックしている人が多いです。

 

私も職業病的な目線でアニメや吹き替え作品を見てしまうことが結構あります。

 

では声優はどんな目線でアニメや吹き替え作品を見ているのか。

今日はそんなことについてお話してみたいと思います。

 

クレジット

 

何と言っても一番食い入るように見てしまうのはクレジットの部分ですね。

 

出演者や作品に関わっているスタッフさんの名前が表示されているのがクレジットです。

 

エンディングクレジットでは出演者の名前が真っ先に出ますから

そこを見て、なぜそのキャスティングになったのか、ということをやっぱり考えてしまいます。

 

基本的にはアニメ作品の場合はオーディションでメインのキャスティングが決まりますので

たくさんの中から勝ち上がってきた声優さんがメイン役を務めます。

 

つまりそのキャラクターにその声優さんが合っている、と制作側が判断した、ということですから

それを考察するということはつまり今のアニメビジネスを考えることにもなります。

 

スタッフが「この人をキャスティングしよう」と決めたということは

その声優さんがそのキャラクターを務めることによってそのアニメ作品が売れると判断した、ということです。

 

何かしらキャスティングされた理由があるはずなので、作品中の演技を見て、聞いて、研究すると

今のアニメのトレンドや声優に求められていることがわかるかもしれません。

 

しかし、普段一緒に演じている声優さんが出演していると

「アニメを見ているのにキャラクターの向こう側にその声優さんがアフレコしている様子が思い浮かんでしまう」と言って、

作品を見れないという声優さんもいらっしゃいます。

 

確かにそういう側面はある。笑

声優のキャスティングってどんなことを考えてされているの?

 

自分だったらどう演じるか

 

作品を見ながら思うことは常に「自分がこの役だったらどう演じるか」ということです。

 

一つのキャラクターは違う人が演じると全く別のキャラクターになります。

 

舞台とかでダブルキャストの公演をどちらも見たりしたことがある人はわかるかもしれません。

 

役者は自分が経験してきた人生の引き出しから役作りをしていきます。

経験したことから新しい人格をひねり出していくんです。

 

そしてこれまでの人生、全く同じ経験をしてきたという人は自分の他にいませんから、

役者が変われば役の雰囲気もガラッと変わるものです。

 

だからこそ、「自分がこの役だったらどうやって演じるだろうか」ということを考えるのはとても面白いんです。

 

同じ役だけれど、「この声優さんはきっとこういう解釈でこういう演技をしたんだろうな」という演技プランが見えてきて

「でも自分だったらこういう解釈をして別のものがアウトプットされると思う」ということを考えるのはとても楽しいです。

 

同時にそれは自分の引き出しを増やす作業でもあると思います。

 

違う声優さんが演じているものを見た上で自分の演技プランを考える、ということは

すでにそれだけで2通りの演技プランを見ることができる、ということです。

 

声優は現場で演技をした時に「それとはまた違った演技プランでやってみて」というようなディレクションをされることが多々あります。

 

そういう時に自分の中の引き出しが少ないと瞬時に対応していくことができません。

 

そういった意味でこの「自分だったらどうやって演じるか」ということを考えながら作品を見るのはとても勉強になることなんです。

声優において「演技力がある」とはどんなことなのだろう?

 

ガヤやアドリブ

 

作品中には台本に書かれている台詞と、そうでないアドリブの台詞があります。

 

これはもう声優さんの遊び心100%で作られているものなので

その人の個性がでますし、

どういった意図でそのアドリブにしたのか、ということを考えるのもとても楽しいです。

 

特にベテラン声優さんのアドリブは思わず笑ってしまうものとかも多く、とても勉強になります。

 

新人声優でもアドリブ芝居を求められることはたくさんありますから、そういう時に視聴者の方だけでなく、

現場の方も笑わせることができるようなアドリブができるといいですよね。

 

エンターテイメントは収録スタジオですでに始まっていると思っています。

 

そういうのが声優の仕事の楽しみの一つでもあるんじゃないかなぁと思ってるんです。

声優に求められるアドリブ力とは

 

人生勉強

 

勉強し終える、なんてことはありえません。

 

表現の仕事に「満足のいくもの」なんてないからです。

むしろ満足してしまったらそれ以上成長できないということだからそこで終わってしまうと思う。

 

だからこそ、声優さんは常に勉強されている方ばかりなんです。

 

声優になりたいという人は声優デビューするのが目標になってしまっている方も多いですが

実は声優になってからも、やらなくちゃいけないことはたくさんあるんです。

声優は自分が出演した作品を見たり聞いたりするのか?

 

読んでくれてありがとうございました。

では。

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yumeha
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声優、アーティスト、デザイナー、当ブログの運営者。 2009年に声優デビュー、2016年声優事務所を退所し、現在フリーランスで活動中。自由に生きられる選択肢を増やし、それを発信するために毎日ブログを更新中。