自分の声が嫌いで変えたい、という人へ声優からアドバイス

自分の声が嫌いで変えたい
Pocket

よく自分の声が嫌いで変えたい、ということを言っている人がいます。

 

特に自分の声を録音して初めて聞いた時は、「自分はこんな気持ち悪い声をしているのか」と感じた経験がある人も少なくないでしょう。

 

私も声優として仕事をし始めてからは、

もっと特徴的な声に生まれたかったな、なんて思うことがありました。

 

でも声優の仕事をしながら、声を自分の武器として使っている方々と仕事でご一緒させていただくようになり、

その考え方も少しずつ変わってきたんですね。

 

今は自分の声が嫌いだとは思わないし

この声に生まれてきて良かったと思えるし、この声だからこそできることもあるんだ、と思えるようになりました。

 

今回は自分の声が嫌いだ、という人へ

自分の声との向き合い方についてお話ししてみたいと思います。

 

声はその人の個性

 

声を売りとしていく声優業界で仕事をするようになって「もっと特徴的な声だったらいいのに」という風に私は感じていたんですが、

他人からするとやっぱりその人それぞれの声の特徴というのはあるようで

私も声も「遠くから聞いてもわかるよ」と言ってもらえた時に、もしかしたら仕事で出す声が自分の地声とかけ離れすぎていたんじゃないかなと思ったんです。

 

そう思い始めてからは、自分の声の特徴について研究し始めました。

 

自分の一番出しやすい音というのが人には絶対にあります。

 

わかりやすいのはあくびをした時に無意識に出る声です。

 

あくびをしている時はあごや喉に無駄な力がかかっていないので、筋肉の動き的にとてもリラックスしている状態で声を出すことができるんですね。

 

それが自分の一番出しやすい音のトーンだと思ってください。

 

その上で自分の声について研究してみてください。

 

自分の声にどんな特徴があってどう人と違うのか、ということがわかるようになると

自分の声は自分の個性なんだ、ということが見えてきます。

 

自分の声が嫌いだ、という人の多くが「もっと綺麗な声になりたい」と思うものですが、

綺麗な声の人には出ない味というものがあるし、何より声優業界では綺麗な声の人だけが求められるわけではないんですね。

 

ハスキーな声の人も、ガラガラした声の人もいます。

でもそれはその人だからできるキャラ作りがある、とういことなんです。

 

声優業界では好まれる声質、のようなものがあるわけではありません。

 

確かにマイクに乗りやすい乗りにくいというのはありますがそれはある程度発声方法でどうにかできるもので、

声が悪いから起用されない、なんてことはないのです。

 

いろんなキャラクターがいるからこそ、それに声を当てる声優もいろんな声の方がいる方が理想的です。

 

登場する全てのキャラクターがいわゆるみんなが思う「綺麗な声」であったら、キャラクター同士の差別化もしづらくなってしまいますからね。

声優のキャラの役作りはどんな方法でやっているの?

 

気づいていない自分の声の癖

 

実は気づいていないだけで、声には人生が表れるとも言われています。

 

例えば大きな声の人は賑やかな人だったり、育ってきた環境そのものが賑やかだったりする人。

自信がない人は声が震えたり声が小さかったりします。

 

つまり自分の声が嫌い、という人はそこに自分の嫌いなポイントが滲んでしまっているから、という考え方もできるんですね。

 

でもそうだとしたら、それは自分の嫌いなところを向き合うチャンスですし

きっと克服できるものだから自分の声を好きになることができるし、自分の声の印象を変えることができるかもしれないということなんだと思います。

 

ぜひ自分の声と真剣に向き合って、どんな特徴があるのか、どんな癖があるのか、ということを研究してみてください。

今すぐ自分でできる声のトレーニング

 

喋り方を変える

 

自分の声が嫌い、という人は自分の声そのものではなく自分の喋り方が嫌い、と感じている場合もあります。

 

喋るスピードや声のボリューム、抑揚のつけ方を変えるだけで、声の印象というはとても変わります。

 

実は声優業界では「声を変える」ことよりも「芝居を変える」ことによってキャラクターを演じ分けることが大切だ、という風におっしゃる方がいます。

 

もちろん正解のない業界ですから何が正しいというのは一概には言えないのですが、私もこの話にはとても納得しています。

 

例えば子供の役をやるときって多くの人が「子供は声が甲高い」というイメージを持っていると思うんですが、

実際いろんな子供の声を聞いてみると、声が甲高くない子もいます。

 

というよりは、子供体の規格だから肺活量が少なくて息が足りなく、言葉を細切れでしゃべったり

鼻にかかったくぐもった声だったり、

声のトーンだけではない子供の声の特徴ってあると思うんですね。

 

だから芝居を変えることができればいろんな役を演じることができる、とされているんです。

 

これはつまり声のトーンや声質ではなく、喋り方が印象にとても影響する、ということです。

 

だからぜひ、自分の声が嫌いだ、という人は自分の喋り方について、何か変えることはできないか、と考えてみてください。

声優は声質がいい人がやっぱり求められるのか

 

読んでくれてありがとうございました。

では。

Pocket

よく読まれている記事

 

yumeha
About yumeha 235 Articles
声優、アーティスト、デザイナー、当ブログの運営者。 2009年に声優デビュー、2016年声優事務所を退所し、現在フリーランスで活動中。自由に生きられる選択肢を増やし、それを発信するために毎日ブログを更新中。