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声優のファンとの距離感の難しさ

声優の仕事をやっていると難しいなぁと思うのがファンの方との距離感です。

 

最近は声優の仕事も声の仕事がメイン、というわけではなく、

特にアニメやゲームの仕事が多い場合はイベントがあったり撮影があったり、アーティストデビューしたり、と顔出しの仕事がどんどん増えてきました。

 

中にはテレビ出演する声優さんもいらっしゃいますが、

声優事務所は芸能事務所と違って、マネージャーも少ないですし、仕事の度に毎度毎度マネージャーと行動を共にするわけではありません。

 

だからこそ、難しいなと思うところがあります。

 

以前こんな質問をいただきました。

 

声優ファン

 

確かに最近はTwitterしかりFacebookしかり、ネットを介してかなりファンの方と声優がやりとりをできるようになっています。

 

声優さんによって、また声優所属事務所によってネットでのファンの方とのやりとりの形も結構規制があったり決め事あったりします。

 

女性声優の場合は特にちゃんと考えていかなくてはいけないことだと思います。

 

今日はそんなことについて少しお話ししてみたいと思います。

 

SNSをやる時のルール

 

SNSをやる時のルールは事務所と相談して決めていることが多いです。

 

例えばTwitterでフォローしてもらった時にフォロバするかどうか。

これは関係者やお知り合いのみにされている声優さんが多いですね。

 

リプに対しても反応するかどうかもお知り合いのみにされている方が多いです。

 

このルールの決め方はきっと

「全員に公平にできないものはやらない」という考えの下成り立っているのではないかなぁと私は思っています。

 

フォローしてくださった方全員をフォロバできなければそれは不公平になってしまうし、

リプに関してもフォロワーが少ないうちは全員にできても、その後どんどんフォロワーが増えていった時に全てのリプに反応する、ということはできないですよね。

 

やっぱりそうするとファンの方としては「あの人は返事をもらってるのに自分は返事をもらえなかった」という悲しさが生まれてしまうことがあると思うんです。

 

なので、あくまで推測ですし、私の場合は、なのですが

ファンの方全員にお返しできないことは極力しないほうがいいんじゃないかな、という風に思っています。

 

まぁここら辺は個人や事務所の判断になるので、どこまで、というのは名言しにくいですが。

マネージャーと相談しつつ、という感じですね。

声優はマネージャーがずっとついてるわけじゃない

 

出来なくなるようなことはしない

 

将来的にできなくなりそうなファンサービスもあまりしない方がいいんじゃないかんと私は思っています。

 

どんどん仕事が増えていくと、どうしてもできなくなってくることって多くなってくると思うんですね。

なので一つ一つのリプに返信したり、反応したり、ということは最初からしない方がいいんじゃないかなと思っています。

 

出来なくなった時に、ファンの方ががっかりしてしまうから。

 

自分ができる範囲の最大で、ファンにお返しができるようにしていけるのが一番いいんじゃないかなと思います。

結局のところ、ファンの方との交流ももちろん大切だけれど、声優の一番の仕事はお芝居をしたり、何かしらの表現をすることだと思っていて

そういう場所でお返しをしていくのが一番のお返しになるんじゃないかなと思っています。

 

でもいろんな事情でお返しが来ないことがあっても、ファンの方からいただくいろんなものはちゃんと本人に届いていますよ。

声優にファンレターは届くのか

 

自分で考えて動くことが大事

 

やっぱりこういう仕事をしていると怖いなと思うこともあります。

 

最近は特にイベントなども多く、そういった生で声優さんに会える企画の場合は、出待ちをされてしまったり囲まれてしまったりする声優さんもいらっしゃいます。

 

ただ純粋にイベントを楽しみにしてきてくれている人のためにも、怖いと思うことを表に出したくはないし

平静を装わなくてはいけないこともあります。

 

それはもう自分がなるべくファンの方との距離感を決めて、かつマネージャーや事務所と相談をしつつやっていかなくてはいけないことなんだと思います。

特に今の声優事務所は芸能事務所と違ってそういうところが緩いので。

 

顔出しの仕事をしていくなら、それなりに自分で線引きをしていかなくちゃいけないですね。

 

何か怖いことがあっても、それに対してパニックにならないことがとても大事なことだと思います。

それに伴って他のファンの方がパニックになってしまうこともあるだろうし、こちらが下手に反応してしまうとその怖いことがエスカレートしてしまうこともあります。

 

まずは慌てないで、周りにいるマネージャーやスタッフに相談をすること、

それが一番ですかね。

 

ネットだけでなく、イベントなどの生の現場でも、そういう意識を持って動くことが大切だと思います。

あとはセキュリティもある程度考えて家を選んだりとか。笑

声優の家の選び方

 

どういう仕事の仕方をしていきたいのか

 

一番はどういう仕事の仕方をしていきたいのか、ということを最初から決めておくことが大切だと思います。

 

最近はイベントもよりファンの方たちと身近に交流できるようなものが多いですが、

メインの仕事をどういう形にしていきたいのか、という自分の意志でもファンの方との距離感って変わってくると思うんですね。

 

アイドル的な声優になると芸能人よりな仕事の仕方になってしまうのでそういったことを考えるのはとても難しいです。

 

私もSNSを始めるのはとても迷ったし、未だにどこまで踏み込んで行こうかなということは常に考えます。

でも結局自分の作品や活動を応援してくださるファンの方がいてくださらないと活動もできませんから、塩梅も考えないとですよね。

 

もちろん仕事自体も露出が多い仕事もあれば、

技術職的な仕事もたくさんあるのが声優の仕事なので、将来的にどのように働いていきたいのか、考えて

それをイメージしながら頑張っていくのも大切なのかなと思います

 

声優になりたい、と思っている方はぜひ参考にしてみてください。

声優の仕事はアニメだけじゃないよ!

 

 

読んでくれてありがとうございました。

では。

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