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声優になれる人となれない人の違い

養成所でレッスンを受けていた時代から、声優としてデビューして仕事をするようになって本当にすごいベテラン声優さんの仕事に対する精神を目の当たりにし、

最近では「声優になりたいんです」と相談を受けることが多くなり、

声優になれそうな人と声優には多分なれないだろう人の違いがなんとなくわかるようになってきました。

 

声優になりたい人はたくさんいます。

声優になれる人はほんの少しです。

 

つまり声優を目指している人のほとんどが声優になれない人です。

 

声優になれる人と声優になれない人の違いを声優になれないだろう人の特徴から話してみたいと思います。

 

優先順位が間違っている人

 

声優になれないだろうな、と感じた人は優先順位が間違っている人でした。

 

声優のレッスンは毎週固定曜日で固定時間に入るものですが、

事務所や養成所のご好意でスタジオを貸していただけることもよくあります。

 

なので生徒同士で時間を決めて自主練習をする時間をとったりすることもあるんですね。

 

そんな時にびっくりした発言が

自主練習の日程を決める時に「そこはバイトがあるから無理!」という発言でした。

 

確かに声優としてデビューするまで養成所のレッスン費を自分で払っている人もいます。

声優になるために東京に一人で出てきた人もいます。

多くの人がバイトをしながら声優を目指しています。

 

そもそも新人声優として活躍できるようになってからだってバイトは続けないとやっていけないのが声優業界です。

 

でも実は声優のレッスン生だってマネージメント対象になっていて、そこに所属している人は明日声優の仕事がくるかもしれない人な訳です。

 

そこで堂々と「バイトがあるから無理!」と言えてしまうのがまず間違いだな、と感じたんですね。

 

声優はスケジュール管理がとても難しい仕事です。

 

事務所に所属をしている人は事務所がスケジュールを管理してくれるとはいえ、作品の制作サイドもかつかつで制作をしていますから「明日お仕事を…」と言うクライアントさんだっているし、

むしろそれだって仕事をいただけるのだからとてもありがたいことで

プロとして対応していかなくてはいけません。

 

だからこそ、声優になりたいと思っている人は自分がいつ声優になってもいいようにきちんとバイトも選んでやっています。

 

  • 深夜のバイト
  • 早朝のバイト
  • 仕事を代わってもらいやすいバイト、あるいはそういう人間関係の構築
  • 急に休めるようなバイト

こういうバイトをちゃんと選んでいるんです。

 

そういう人は声優になりたいという気持ちだけでなく、声優になるんだ、という気持ちも強い人です。

 

でも声優になれないだろうと思われる人は優先順位が違うんですね。

レッスンはバイトより優先できても自主練習はバイトより劣ってしまう。

 

それは共演する人たちにとても失礼なことです。

そしてバイトをしていることは誇れることではありません。

 

確かに端からみたら「夢を叶えるためにバイトをしてお金がなくても養成所に通ってるえらい人」に見えるかもしれません。

 

でも自分が目指している声優という仕事で食っていけてないこと、

バイトをしながらじゃないとやっていけない状況というのは誇れることではないのです。

 

声優はベテランの声優さんになっても毎日毎日努力している方ばかりです。

 

生活の中で何によりも声優の仕事、そしてそれにつながるものを一番大切にしています。

 

そういう人たちと同じ土俵で戦っていかなくてはいけない

むしろそういう人たちに勝っていかなくてはいけないんです。

 

そう思ったらやっぱり優先順位をしっかりつけることができないままに声優を目指している人は声優にはなれないだろうなぁと感じました。

声優養成所クラスで感じる「中だるみ」の怖さ。

 

きちんと謝ることのできない人

 

これは声優業界に限ったことではないと思いますが、きちんと謝ることができない人というのは仕事を一緒にしにくい人です。

 

声優としてデビューする前には事務所に気に入ってもらう必要があります。

兎にも角にも自分を声優業界へ排出してくれるのは事務所ですから。

 

もしくは素人でも参加可能な作品オーディションに応募して合格することができるかどうか、というところでしょう。

 

そうすると人柄がとても大切になってきます。

「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるかどうか、また「この人を売り出したい」と思ってもらえるかどうかがとても大切、ということです。

 

そういう人ってどんな人かなぁと考えた時に思いつくのはやっぱり「悪いことをした時に潔く謝ることのできる人」だと思うんですよね。

 

ベテラン声優さんほど腰が低いなぁと感じることがやっぱり多くて。

 

仕事をしていく上で絶対に失敗をすることってあるんです。

 

例えば遅刻とか笑

めったにないですが、やっぱり忙しい声優さんだと体調が悪かったり寝坊したりで遅刻することもあります。

 

でもやっぱり売れてる声優さんほど謝り方も潔いし、逆にそれで現場の雰囲気が和やかになったりもするんですね。

 

謝り方が下手な人は声優になれない、というかやっぱり周りの人を味方につけられないだろうなぁと思います。

フリーランスになって見えてきた一緒に仕事をしたくない人の特徴

 

危機感のない人

 

養成所レッスンなどでよく感じることですが危機感があまりない人は声優にはなれないだろうなぁと感じます。

 

レッスンはだいたい週に一回ですが、その間にもらった台本をチェックしきれていなかったり、読めない漢字があったり。

レッスンは受けるだけで上達するものではありません。

 

そこから何かを吸収して飛躍していこう、という気概がある人じゃないとやっぱり声優にはなれないんだろうなぁと思います。

 

レッスンでもすごいなぁと思う人はやっぱりいます。

私もレッスンで同期だった人たちの中で、すごいなぁと思っていた方は未だに声優業界で活躍されています。

 

そういうものなんだと思います。

声優の授業を受ける現状に満足してしまっていないか

 

好きかどうか

 

声優になれる人となれない人の違いについて私見ですがお話してみました。

 

最終的には声優という仕事が好きかどうか、その一点に尽きると思います。

 

やっぱり好きっていう気持ちがある人はぐんぐん伸びていくんだなぁと常日頃から思うんです。

一人でできる声優の演技の練習方法

 

読んでくれてありがとうございました。

では。

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