声優が新人の時に大変なこと

新人声優
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声優としてデビューしてから特に初めの3年間は新人声優、ギャラ的にも新人声優という扱いになり

そこから売れていくまでは3年経ってギャラが少し上がっても、いつまで経っても新人声優、という枠から出ることができません。

 

デビューしたての頃は本当にいろいろ大変だなぁと感じることがありました。

デビューの頃のお話はこちら→声優デビューした時の話

 

今回は新人声優が現場で働くときに大変だと思うこと、について。

 

声優業界独特のしきたり

 

声優業界ってちょっと独特な業界なんです。

少しアナログっぽいというか、体育会系なノリがあるんですね。

 

似てるなぁと思うのは中学高校時代の体育会系の部活ですかね。

 

先輩後輩、という位置づけみたいなものが結構しっかりあって、「先輩だから〜」「後輩だから〜」というのはかなりあるのが声優業界だと思います。

 

怖い、とかじゃなく、そういうのが普通の業界。

入ってみて学んでいくしかない部分かもしれません。

 

先輩がみんな怖い、というわけじゃないし、むしろ優しい先輩はいっぱいいます。

先輩後輩関係について詳しくはこちら→声優の先輩後輩は厳しいのか

 

声優業界の独特なしきたりをいくつか紹介してみたいと思います。

 

挨拶

 

声優の収録現場に入ったら必ずご一緒する共演者のみなさまに個人的にご挨拶にいきます。

  • 事務所名
  • 自分の名前

とプラスアルファで「今日はよろしくお願いいたします」みたいなものです。

 

ただ、収録現場に入る時間はまちまちなので、本当に新人のうちは現場に一番乗りくらいの勢いで行って、

あとから入ってくる声優さんに順番に挨拶していく、といった形ですね。

 

あとから入ってきた先輩に後輩たちが列を作ってご挨拶してる、みたいな光景もよく見ます笑

 

でも私からするとちょっと儀礼的になりすぎていて、この儀式は本当に必要なものなのだろうか?とも思ってしまうんですが。

 

ただやっぱり挨拶に来ない後輩をずっと覚えているような先輩もいるのでやっといた方がいいです。笑

 

特に収録時間が短いアニメの収録なんかは、このご挨拶が話すきっかけになることもあるので、一概に悪習とも言い切れないんですよね。

 

どうしても収録時間が短い中で、はじめましての方ばかりで仕事ををする、となると人間関係の構築がままならないまま仕事が終わってしまうこともたくさんあるので。

詳しくはこちら→声優の人間関係って難しい

 

マイクワーク

 

マイクワークはもうどうやっても声優業界に入ることでしか習得できません。

 

基本的に声優の収録現場では1人1本マイクが用意されているわけでなくマイクは基本収録スタジオに4本か3本置いてあってみんなで使いまわしするんですね。

 

その立ち回り方は本当に独特で、自分のセリフの前後に喋っている声優さんの動きを読みながら入っていかなくてはいけないので

新人のうちは演技力だけでなく、このマイクワークにもものすごく神経を使わなくてはいけません。

 

 

これが新人のうちは大変なんですが、慣れてくるとあんまり考えないでできるようになってきます。

 

スタジオで座る位置

 

スタジオで座る位置とかも結構声優業界独特のしきたりがあります。

 

新人の声優は基本的にドアの近くに座ります。

それで、収録の時のドアの開け閉めをするのが新人声優のお仕事なんです。

 

でもドアの近くの席が好きな先輩声優さんもいらっしゃるのでこれまたその様子をうかがいながら座らないといけな…だとかね。

 

空気を読まなきゃいけない場面が新人のうちはたくさんあります。

 

飲み会

 

新人声優のうちは飲み会にも強制参加の雰囲気が漂ったりしています。

もちろんスタッフさんやクライアントさんと仲良くなる機会ですから、参加した方がいいこともたくさんあるでしょう。

 

ただどうしても接待飲み会みたいになることもあって、ちょっと嫌な空気の飲み会になる時もなきにしもあらず。

なかなか難しいですね。

 

飲み会に行ったからって必ず仕事につながるわけでもないし。

詳しくはこちら→声優は飲み会に行かなければいけない

 

それと飲み会では新人がみんなのオーダーをとりまとめたり

お皿にわけたり、空いたグラスを見つけたら「次何飲まれますか?」とか聞いたり。

 

基本的には新人サラリーマンさんとかも同じなのかな?笑

 

飲み会では新人が働く、みたいな文化は声優業界にもあります。

 

扱われ方

 

みんながみんな、というわけではないし、むしろ少数派なんですが、やっぱり新人声優に対してとんでもない扱い方をしてくる人っています。

 

ちょっと下に見ているというか。

 

声優はあくまでクライアントさんから仕事をいただく側にどうしてもなってしまうので立場が弱いところもあって、

丁重に扱われる声優はやっぱり売れてる声優、みたいなところはありますね。

 

どこに行ってもいるかと思いますが、声優業界にもやっぱり、人によって態度を変える人いるんですよ。

 

腹の立つこと、私もありました。

そういう人とは全然連絡をとらなくなるし、一緒に仕事したくないので、良いんですが。

 

声優を選ぶ立場、人を使う立場になると、どうしても偉そうになる人っているんですよね。

 

逆に尊敬する、すごい人ほど腰が低いです。

 

ただ、腹が立つような扱われ方をしたとしても、新人声優さんがそこで喧嘩を始めるわけにもいかないでしょうから

そういった意味でぐっと耐えなくてはいけないことはあります。

 

特に新人の場合は声優事務所に所属している人が多いでしょうから、そこで何か問題を起こしてしまうとその人だけの問題ではなく、事務所のイメージまで下げてしまうことになりますからね。

声優をフリーでやるメリットとデメリットを考えてみた

 

フリーランスとして声優をやるようにんると、「嫌われてもいいや〜」と思えるのでそういう部分では気持ちが楽です。

他人に嫌われる勇気をもつことで人生が変わる

 

仕事を繋げていく

 

新人声優のうちは、仕事をもらえるようなきっかけはあっても、それをその次の仕事へ繋げていくのがとても難しいと思います。

 

オーディションで勝ち取った役があっても、アニメの場合は3ヶ月でその番組が終わってしまうことが今はほとんどです。

声優のオーディション内容について詳しくはこちら→声優オーディションの内容ってどんな感じ?

 

だから、オーディションに受かったら仕事をするだけ、というのではなく

その番組の仕事をやっている短い期間の中で「また一緒に仕事をしたい」と思ってもらうことが大切なんですね。

 

いつでも勝負、って感じで結構いつも張り詰めてます。

強い人になりたいと思うのは辛い

 

お金がない

 

新人というか、本当に売れるまでは全然お金がないです。

結構現実的に辛い問題だと思う。

 

私自身も声優やりながらたくさんバイトしてました。

声優やりながらバイトを掛け持ちしてました

 

バイト自体も選択肢が限られるので、声優やりながらバイトする、というのはかなり大変です。

声優におすすめのアルバイト

 

そして売れてからも収入はずっと安定しないし、特に女性は結婚や妊娠といった人生のイベントもありますから、

そういったイベントを乗り越えても声優の仕事を続けることができるのか、というところ、不安だと思うんですね。

 

なので私は声優は副業した方がいい、と思っています。

声優は副業をするべきだと思う

 

新人声優はとにかく大変

 

新人声優が大変なこと、いろいろ話してみましたがどうでしたか?

 

大変なこと、結構いろいろ重なってますよね。

実際精神的に参ってしまう人はかなりいます。

 

自分が壊れないように自分の夢を追いかけていくこと、結構大事だと思います。

声優を目指している人、声優として頑張っている人、あんまり自分を追い詰め過ぎないでください。

 

 

読んでくれてありがとうございました。

では。

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