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声優の先輩後輩は厳しいのか

声優業界の先輩後輩は厳しいのか?

これは声優業界に入ってみないとあまり分からないことかと思います。

声優業界は年齢に制限がありません。

私自身も現場で小学生の子がいることもあったし、

かと思えば70代なのに現役バリバリで、むしろ私よりも快活にお仕事をされてる大先輩ともご一緒させていただいたことがあります。

70代、80代でも現役バリバリで、舞台に立っている声優さんもいらっしゃるくらい、

年齢制限はないし、そういった方はやっぱり一般的な70代80代の方とは違ってとてもキラキラしていて、どこか少年少女の心をずっと忘れられていない素敵な方です。

普通の声優のお仕事に比べると拘束期間やスケジュールのきつさ的には舞台って相当大変だと思うんですけどね。。

ゆめもん

共演する時にWikipediaで調べて年齢見て、「え…見た目若すぎでは…」となることもしばしば

それだけ年齢が離れていると、声優の業界の先輩後輩って厳しそう、と思うかもしれませんが

実はそんなことありません。

声優の先輩後輩は怖くない

個人のそれぞれの感覚によると思いますが、声優の先輩後輩関係はそんなに怖いものじゃありません。

芸能界だと思って声優業界に入った私は「やっぱり先輩を怒らせたら怒鳴られたりするんだろうか…」とか思っていたんですがそんなこと今まで一度もありませんでした笑

昔の声優業界を知っている70代の大先輩は「昔は激しかったから怒鳴ったり、男性同士なら殴り合ったりもいっぱいあったんだよ」と話してくださったことがありましたが

今の声優業界ではそういうことはなかなかありません。

もちろんできない後輩、失礼な後輩に対して先輩が注意をすることはあると思います。

そういう場面は私も見てきましたし、私自身も先輩に諭していただいたことはたくさんあります。

「よくないな」と思うことを黙っていられるより怒っていただける方がありがたいなぁとも思いますしね!

ゆめもん

「うわ〜アイツだめだな、でも面倒だからだまっておこ」ってされるのが一番辛い

ただ、良識を持って人と接している分にはそうそう怒られることはありません。

もちろん技術面や、現場での立ち居振る舞いに関しては独特なものがありますし、

声優業界に入ってみないとわからないことも多いと思いますが、基本的に先輩後輩の関係で悩んだことは私はありませんでした。(人間なので合う合わないはあるとは思うけど)

時間がない中で仕事をしているので、そんな暇はない、というところもあるのかもしれません。

声優が初めてアフレコに行く時に気をつけなくてはいけないこと

声優業界は体育会系ではある

ただ、声優業界の先輩後輩関係が怖くはない、と言っても先輩後輩関係がぬるいわけではありません。

収録ブースに入ると必ず「はじめまして」の声優さんにはご挨拶(所属事務所と名前、今日はよろしくおねがいしますの一言)は欠かせません。

昔教えていただいていた声優の大先輩に「挨拶してくれた子は覚えないけど、挨拶しなかった子のことは逆によく覚えてる」と言われて背筋が冷えたことがあります笑

でも確かにそういうものなのです。

学生の部活の先輩後輩でも「校内で会ったら必ず大きな声で挨拶」みたいなしきたりってあるじゃないですか…!

声優業界にもそういう挨拶の決まりみたいなものがあるのです。

あの制度自体ちょっと仰々しくて「不思議だなぁ」と私自身は思っています笑

普通に一緒に仕事するなら自然と仲良くなる何かがあるといいなぁと思うんですが、いかんせん時間がない中で作品作りをしていると

そういう制度も実は「ファーストコンタクト」として必要なのかなとも思います。

実際挨拶が話すきっかけにもなるわけですし。

とはいえ、「挨拶しなきゃいけない」みたいな気持ちに駆られて挨拶するのもどうなんだろうとも思いますが…まぁ郷に入ったら郷に従え。

それが声優業界のしきたりです。

「そんなのいいよ〜」と言ってくれるフランクな先輩もいらっしゃいます笑

学生時代にある程度厳しい部活を経験している人なら苦にならないかなぁと思いますね。

そう思うと声優業界って体育会系なんでしょうね。

ちなみに業界に入ってから10年ちょい経ちますが、だんだんそういう風潮も緩くなってきている気もしています。

昔に比べると声優の人口もすごい増えたし、座組みのバランス感も変わりました。

以前はベテランに囲まれて新人の主役が育てられる、という構図が多かったけど、今はキャストのほとんどが新人声優、みたいな現場も珍しくなくなったので笑

声優業界のちょっと変わったルール

先輩後輩は絶対じゃない

声優業界の先輩後輩はなんとなく「先輩の言うことは絶対」みたいな空気が流れやすく、

ただそこには本当にたくさんの人がいるわけで、必ずしも先輩の言うことが絶対ではないと私は生意気ながらに思っています。

後輩の話を聞いてると「誰々先輩はこう言ってたんですけど、誰々はこう言ってて…」と悩んでしまっている子がよくいるんですが

自分がどうあるか、ということがとても大事な世界です。

そして自分がどうあるか、しっかりしている方が実は楽にいられる、というのもあります。

特に声優業界は、根本的にはみんなライバルです。

自分が自分のことを一番信じられる方が、不安な気持ちにもなりにくいと思うんです。

きっとどの業界にも言えることだと私は思っていて、

他人の意見を鵜呑みにせず、一意見として取り入れた上で咀嚼して、取捨選択していくことが大事なんだと思います。

人間は間違える生き物なので笑

「先輩だから正しい」という考えはあまり持たない方がいいと、私は思っています。

アフレコ現場でヒヤッとする瞬間

どんな仕事の現場にだって先輩後輩はあるし、その業界ならではのしきたりがあるでしょう。

声優業界の先輩後輩もそれらとなんら変わらないと思います。

あまり先輩後輩、というものに翻弄されすぎない自分は自分、でいられる方がいいかもしれませんね。

先輩後輩じゃなく、人間と人間の付き合いができるのが一番です!

読んでくれてありがとうございました!

ではっ

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